PCゲーム配信プラットフォームSteamにて、アメコミ「デッドプール」を題材とした3Dアクションゲーム『Deadpool』の販売が再開された。現在は国内からもSteamストアにて購入可能で、価格は4872円となっている。
「デッドプール」復活
『Deadpool』は、過去に『Transformers』シリーズを制作し、現在は『Destiny』の開発にも参加しているHigh Moon Studiosがかつて手がけた3Dアクションゲームだ。「High Moon Studiosがデッドプールに脅迫されて開発したゲーム」というストーリーのもと、原作お馴染みのメタ展開やジョークが大量に盛り込まれている。海外メディアから賞賛を浴びることはなかったものの、無難な3Dアクションとデッドプールの暴れっぷりに、ファンからは一定の評価を獲得していた。
2013年6月にリリースを果たした本作だが、わずか半年後となる2013年12月にはSteamストアから一部のタイトルと共に削除されている。パブリッシャーであるActivisionは、過去にも『007 Legends』といったライセンスゲームを予告することなく短期間で削除している。突如復活した理由は今回も明らかにされていないが、北米で2016年2月の公開が迫る映画版「デッドプール」に合わせてのことだろうか。なお映画版は先日のComic-Con 2015にて参加者向けにトレイラーが公開されたばかりだ。
ライセンスゲームは、版権元との契約により突如販売が終了したり再開したりすることが多々ある。2012年には、Wii向けの『タツノコ VS. CAPCOM UAS』がタツノコプロとの契約が更新されなかったため販売停止となった。今回のように、Steamでセガが販売していた一部の「エイリアン」ゲームが、ストア上から削除されたり復活したりといった騒動もあった。この手のライセンスゲームは、欲しい時に購入しておくというのが正解だろう。
参考記事: ひそかに姿を消す海外の版権ビデオゲームたち