謎のゲーム『Deadlock』、発表前の作品にもかかわらずSteamで1万人以上がプレイし大盛況。Valveが開発中と噂される新作シューターか


Valveが開発中だとされる新作『Deadlock』について、まだその存在が公式に発表されていないにもかかわらず、1万人を超える人がプレイしているようだ。現在プレイテストが実施されている模様で、Steamの非公式データベースサイトSteamDBが8月11日に報告している。

これまでに伝えられている情報によると、本作は6対6の三人称視点ヒーローシューターで、『Dota 2』や『Team Fortress 2』といったValve作品の世界観も取り入れられているという。

Valveが、『オーバーウォッチ』や『VALORANT』などに代表されるヒーローシュータージャンルの新作を開発していることはかねてより噂されており、今年5月になって『Deadlock』というタイトルが浮上。正式タイトルかどうかはまだ不明ながら、プレイテスト参加者から漏れ伝わり、ゲームプレイの情報についても一部明らかになっている。

ヒーローには個性豊かな多数のキャラクターが用意され、それぞれに4種類のスキルが存在する模様だ。テストプレイ用のマップは、スチームパンクの世界観をもつヨーロッパ風の街を舞台とし、両陣営の拠点が向かい合うかたちで配置。空中にはレールが張り巡らされ、それを掴んで滑りファストトラベルできる。

両陣営の拠点は4つのレーンで結ばれており、『Dota 2』でいうクリープをレーンに沿って送り込みながら、道中の構造物および敵拠点を攻め落とすことを目指すようだ。また、敵プレイヤーやクリープを倒すとSoulと呼ばれるゲーム内通貨にあたるアイテムを入手でき、アップグレードの購入に使えるとのこと(Insider Gaming)。

本作についてValveは、Steamユーザーを招待してプレイテストをおこなっているようだ。その同時接続プレイヤー数は、ここ数か月は1000〜2000人程度の規模だったが、8月5日頃からぐんぐん増加。8月11日にはピーク時に約1万7000人に達した(SteamDB)。Steam全体で見ても上位に入る同時接続プレイヤー数であり、かなり大規模なプレイテストとなっていることがうかがえる。おそらくValveが招待人数を増やしているのだろうが、参加者自身でフレンドを招待できる機能が導入されたことも相まって、このようにプレイヤー数が膨れ上がった模様である。

『Deadlock』は、現在アルファ段階とも伝えられており、リリース時期は未定。PC(Steam)以外でも展開されるのかどうかも不明である。正式発表を待ちたい。