強盗脱出ゲーム『Dark Hours』正式版が10月23日リリースへ。強盗お役立ちアイテム50種、泥棒チームバトルモードなど盛りだくさんアプデも一緒に
Piece of Cake studiosは10月7日、サバイバルホラーゲーム『Dark Hours』を10月23日に正式リリースすると発表。本作は強盗として盗みをはたらきつつ、クリーチャーとの攻防も繰り広げるサバイバルホラーゲームだ。

デベロッパーのPiece of Cake studiosは10月7日、サバイバルホラーゲーム『Dark Hours』の正式版を10月23日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)。ゲーム内は日本語表示に対応している。
『Dark Hours』は強盗として盗みや脱出を行うサバイバルホラーゲームだ。プレイヤーは、強盗に踏み込んだ先で建物に閉じ込められ、謎のクリーチャーとの攻防を強いられながら建物の出口を目指す(関連記事)。ソロプレイと最大4人までのマルチプレイに対応しており、他のプレイヤーと協力しながら盗みのミッションや謎解きをこなすことも可能。
現場にある高価な品を入手して持ち出すミッションをこなす必要があると同時に、盗みを働こうとすれば物音を立てることになり、建物内を徘徊するモンスターに存在を知らせることになってしまう。そのため、できるだけ多くを盗みたいが安全に脱出もしたいというジレンマに陥ることとなる。モンスターに対処しながら出口へ到達するか、朝まで生き残ることができればステージクリアとなる。ときには自分が生き残るために仲間を出し抜いたり、裏切ったりしなければならない場面もあり単純なPvEとも言えず、緊迫した協力プレイとなるのが特徴だ。

本作は2024年10月25日に早期アクセスが開始された。早期アクセス版には、本作の基本的なゲームシステムをプレイ可能なマップ環境が1つ、複数のモンスターやミッション、アイテムが含まれている。また早期アクセス版配信の時点でオンライン協力プレイにも対応していた。それからちょうど1年が経過するこのタイミングで、正式版がリリースされる運びとなったわけだ。
本作の正式版となるv1.0では、さまざまなコンテンツや要素が追加される見込みだ。8種類の異なる性質を持つモンスター、50種類以上の強盗に役立つアイテムなどが予定されている。また、オークションハウス、カジノ、美術館、原子力発電所、クルーズ船の5つの環境が存在し、マップは全部で60にわたるとのこと。12種類以上のミッション目標や100種類以上のカスタマイズアイテム、ミニゲームやパズル・トラップなども追加される見込みで、新規コンテンツはかなりの量になりそうだ。これまで早期アクセス版でも遊べていた通常のゲームモード以外に、2チームの泥棒が競い合うPvPvEモードが追加されるほか、Golden Rabbit、カーリング、だるまさんがころんだの3種のゲームモードが追加になるようで、遊び方の幅も広がるだろう。さらに発表によれば、Epic Gamesストアとのクロスプレイにも対応予定とのこと。

本作は、早期アクセス版時点でSteamレビュー評価にて「非常に好評」ステータスを獲得している。早期アクセス配信中ということもあり、マップやミッションの種類は少ないとする声は散見される。一方で時に味方を出し抜くことにもなる強盗&脱出のゲームプレイは、モンスターの存在も相まってハチャメチャな展開も生まれる。その混沌さがかなり好感触を得ているようでGood/Badいずれの意見でも、正式版に期待するという声が多くあがっている。先述の通りモンスターの種類だけでなく動きのバリエーション、マップやパズルなどが正式版で複数追加される見込みであり、グラフィックやプレイ体験そのものは早期アクセス版でも好評であるため、リリース後は盛り上がりが期待される。

本作を手掛けるPiece of Cake studiosは、フランスのパリに拠点を置くインディーゲーム開発スタジオだ。これまでにステルスアクションゲーム『Hacktag』をSteam上で配信しており、現在は『Dark Hours』と並行して街作りサンドボックスゲーム『Fantastic Haven』の開発を進めているようだ。
本作に関しては、ストアページから無料体験版をダウンロードできるほか、『Dark Hours: Prologue』が別途存在し、こちらも無料で遊べる。これらをプレイすることで、実際のプレイ体験がどのようなものとなるかをある程度知ることができるだろう。
『Dark Hours』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに10月23日正式リリース予定だ。