団地住まい夏祭り復興ゲーム『Danchi Days』Steamにて正式お披露目。「住民高齢化で消えた夏まつり」復活を目指す少女のひと夏の冒険

Analgesic Productionsは9月12日、『Danchi Days』について、Steamページを公開した。リリースは2026年を予定している。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応する。

パブリッシャーのAnalgesic Productionsは9月12日、『Danchi Days』について、Steamページを公開した。リリースは2026年を予定している。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応する。

本作は見下ろし型2Dアドベンチャーゲームだ。本作の舞台となる団地では、住民の高齢化により、夏祭りがここ数年開催されていなかった。プレイヤーはそんな団地の夏まつりの復活を目指す主人公・ホシノとして、住人を招待することとなる。


招待可能な住人は最大で151人。なかにはカッパのような姿をしたキャラクターも確認でき、個性豊かな住人もいるようだ。また招待する住人は二つ返事で承諾してくれる人もいるものの、なかには悩みがあって夏祭りにいけるかどうかわからないという人もいる。悩みを解決することは必須ではないものの、全員招待を目指して、住人のお悩みを解決してもいいだろう。

またゲーム内では、2000年代初頭を思い起こさせる個人ホームページを通じたキャラクターたちとの交流も可能。さらには豊かな大自然のなかでの五感を使ったミニゲーム「感覚ゲーム」などを通じてさまざまな体験ができるようだ。

 


本作は“平成レトロ”団地アドベンチャーと銘打たれている。本作における平成レトロ調のスタイルは『moon』や『MOTHER』、「とっとこハム太郎」などの作品にインスパイアされているとのこと。本作のシナリオを担当しているsandy powder氏によれば、『さくらももこのウキウキカーニバル』の後継作となることを目指しているとしている。

お祭りにキャラクターたちを招待していくストーリーや、ホームページなどを閲覧して進行していくゲームプレイは、『さくらももこのウキウキカーニバル』でも特徴となっている部分だ。『Danchi Days』では、同作の強い影響を受けていることがうかがえる。

本作は高評価RPG『Anodyne』シリーズなどを手がけたAnalgesic Productionsに在籍する、Melos Han-Tani氏が制作を担当。Han-Tani氏は音楽を担当しており、共同制作のメンバーとしては、シナリオを担当し日英のバイリンガルであるsandy powder氏がいる。また本作のグラフィックを担当するmogu氏が加わった3名で開発を進めているとのこと。本作は実際に日本の団地に住んでいるHan-Tani氏とsandy powder氏の体験に基づいて作られているとのことで、ゲームで描かれる団地内の雰囲気なども気になるところだ。

『Danchi Days』はPC(Steam)にて2026年リリース予定。

Daijiro Akiyama
Daijiro Akiyama

ゲームをすることと、ゲームの話をしたり聞いたりすることが同じぐらい大好きです。

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