サイバーパンク・メトロイドヴァニアアクション『SkyDust』正式発表。荒廃した現実世界とバーチャル世界を探索し、傭兵として仕事をこなす
デベロッパーのOrbit Studioは7月1日、メトロイドヴァニア・アクションゲーム『SkyDust』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。
本作は、サイバーパンクの世界観をもつ2.5Dアクションゲームだ。世界規模の災害により社会が崩壊し、道徳と倫理の境界が曖昧になった未来における、現実世界とバーチャル世界が舞台となる。
『SkyDust』にてプレイヤーは、傭兵となってサイバーパンク世界を冒険する。本作の世界では、力をもつ者は傭兵を雇ってさまざまな仕事をこなしているそうで、プレイヤーもまた雇い主のために働き、目標を達成しお金を稼ぎながら物語を進めていく。その冒険により、主人公自身の生活や周囲の世界に影響が及ぶことになるという。
本作はメトロイドヴァニアゲームであるとされており、退廃的な世界観のさまざまなエリアを探索することになる模様。公開された映像では、高低差のある施設内や放棄された地下鉄車両などのエリアが確認できる。また、壁ジャンプをしたり、危険なトラップを空中ダッシュで飛び越えたり、あるいはグラップリングフックのような装備を駆使するシーンもみられる。
獲得したお金では主人公のアップグレードが可能とのことで、もしかしたらそうしたスキルや装備をアンロックして、探索可能範囲を広げていくゲームプレイとなるのかもしれない。また、お金を使えるほかの要素として、ハブエリアでのアクティビティも存在するとのこと。
探索の道中では、敵とのバトルが待っている。主人公は、青く光る剣のような武器を携え、コンボを繰り出したり、敵の攻撃をパリィしたり、ドッジロールでかわしたりして戦う。敵によってさまざまな技・アビリティがあり、戦略的な対応が求められる歯ごたえある戦いが特徴とのこと。また映像では、主人公が敵の遠距離攻撃を弾き返したり、強力なスラッシュ攻撃を繰り出す場面もある。こうした戦闘スキルは、スキルツリーを通じてアンロックしていくことになるようだ。
なお本作の世界における傭兵は、Cyberverse内でのデータ収集を通じて仕事をこなすことが一般的だという。Cyberverseとはバーチャル世界のことで、世界的災害の影響を受け、現実世界と同じく荒廃した状態にあるとされる。プレイヤーは、この2つの世界を行き来しながら仕事をこなし、それぞれの世界で異なるアビリティとスキルツリーを扱うことになるそうだ。
本作の開発元Orbit Studioは、ブラジルに拠点を置くデベロッパーだ。これまでにはパズルアクションゲーム『Retro Machina』シリーズや、メトロイドヴァニア・アクションゲーム『Ebenezer and the Invisible World』、またAtariのローグライト・サバイバルホラーゲーム『Haunted House』を手がけている。本作『SkyDust』は、かねてよりSNSを通じて開発状況が伝えられてきた作品で、このたび正式発表されたかたち。サイバーパンクの世界観を、3Dモデルと2D風のドット絵を組み合わせた独特のビジュアルで表現していることなどが特徴となっている。
『SkyDust』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。