デベロッパーのMagnaroは9月3日、クリッカーと都市建設の要素を併せ持つストラテジー『Don’t Click in The Dark』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
『Don’t Click in The Dark』は、小説家H.P.ラヴクラフトの作品群(いわゆるクトゥルフ神話)の世界観に影響を受けた都市建設戦略ゲームだ。プレイヤーは、世界の裏側にある真実を垣間見て悟りを開いた一人のカルト信者となり、同様に神々を崇拝する信者を増やす活動に身を捧げる。教団支部を各地に建設し、世界中でクトゥルフの神々の影響力拡大を図る役割を担うこととなる。
本作は、クリックでリソースを獲得していくクリッカーの要素と、都市を建設・拡張していくストラテジーの要素を持っている。ゲーム序盤は、クリックで新たな信者を獲得していくシンプルな作りだ。獲得した信者は一定のペースでゴールドを産出するため、これをコストに寺院を始めとする教団施設を設置することができるようになる。施設の中には、図書館のように禁断の知識をアンロックする機能を備えているものが含まれる。解放されたアビリティを駆使してカルト信者としての自分の立場を強固なものとして行き、影響範囲を拡大していく仕組みだ。ただし、施設やアビリティをアンロックすることでメリットばかりを享受できるわけではない。これらは、少しの判断ミスでこれまでのすべてを崩壊させるような強大なリスクも孕んでいるため、都市全体を常に完全な制御下に置けるよう慎重にプレイしなければならないとのことだ。
また本作には、クトゥルフの世界に浸れるような幅広い機能も実装されるようだ。たとえば遠征システムでは、未探索の地域へ赴きカルトを強化するための遺物を発見することができる。遺物は建築済みの支部や寺院のような拠点で使用することで、その効果を領域全体に適用することができる。召喚システムは、寺院で祈りを捧げて使い魔を呼び出す機能だ。使い魔にはさまざまな種類が用意されているが、いずれも諸刃の剣であることに注意しなければならないとのこと。使い魔を呼び出すことでカルトの影響範囲を急速に拡大できる可能性はあるが、それだけでは済まない場合もあるようで、召喚寺院の使用には常に緊張感が伴いそうだ。さらに、信者にバフを付与するカードを購入・収集する要素もあるようなので、複雑に影響し合うパラメータを管理しながら領土拡大を目指すことになるだろう。
『Don’t Click in The Dark』はPC(Steam)向けに配信予定。