Crytekが開発した恐竜VRデモ「Back to Dinosaur Island」がSteamで無料配信開始、ただし最小動作スペックで”GTX980″必要に

Crytekは、VRヘッドセット「Oculus Rift DK2」向けの無料デモ「Back to Dinousaur Island」の配信をSteamで開始した。これは今年3月のGDCにて登場した同名のデモと同じもので、Oculus Riftを通じてCryEngineにて描かれた雄大な恐竜世界を体験することができる。

Crytekは、VRヘッドセット「Oculus Rift DK2」向けの無料デモ「Back to Dinousaur Island」の配信をSteamで開始した。これは今年3月のGDCにて登場した同名のデモと同じもので、Oculus Riftを通じてCryEngineにて描かれた雄大な恐竜世界を体験することができる。

「Back to Dinousaur Island」は鑑賞用のデモであり、プレイヤーは移動したり攻撃したりすることはできず、恐竜たちの卵と共に世界観を眺めるだけの作品となっている。CryEngine製ということもあり、現時点で公開されているVRデモのなかでもかなり美麗なビジュアルを楽しめるが、その分要求スペックもかなり高い。CPUはIntel Core i7-2600K、メモリは16GB、グラフィックカードはGTX980かRadeonのR8 290が”最小動作環境”にて要求されている。ある程度のスペック以下でも動作は可能のようだが、その場合にはフレームレートがかなり落ちた状態で動作する。

なおCrytekは1999年のE3に「GeForce 3」向け技術デモ「X-Isle: Dinosaur Island」を公開しており、今回配信が開始されたデモの「Back to Dinosaur Island(恐竜の島へ戻る)」とはこれに掛けたものとなっている。「X-Isle」は後にCrytekが手がけた初代『Far Cry』に繋がったともされており、このデモにちなんだ作品が世に戻ってきたのはなんとも感慨深いところがある。今年6月のE3 2015では翼竜か飛び交うなか岸壁を登る「Back to Dinosaur Island 2」が公開されていたが、こちらはまだSteam上で配信されていない。

Crytekは今年6月に探索アドベンチャーゲーム『Robinson: The Journey』を発表しており、まだ具体的なディテールは示されていないものの、未知の惑星に広がる恐竜世界を体験できるVRゲームであることが明らかにされている。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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