犯罪現場お掃除ゲーム『Crime Scene Cleaner』Steamでさっそく人気爆発。血痕を拭いたり高圧洗浄したり証拠隠滅の方法いろいろ、殺人現場を綺麗さっぱり清掃


デベロッパーのPresident Studioは8月14日、犯罪現場清掃ゲーム『Crime Scene Cleaner』を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は、さっそく高い評価を獲得している。

本作は犯罪現場の証拠隠滅をテーマにした作品だ。ゲーム内は日本語表示に対応。主人公は一人娘の命を救うために大金を必要としており、マフィアの汚れ仕事の後片付けを請け負う。


『Crime Scene Cleaner』にてプレイヤーは、依頼を受けて殺人事件の現場へと向かい、清掃仕事をこなす。ステージには、高級住宅地やリゾート施設などが用意され、その広さもさまざま。現場は事件後そのままの状態となっているため、遺体の回収から血痕の掃除までをおこなって、“何もなかった”かのような状態にして証拠隠滅するのだ。

ゲームプレイのメインのひとつは、血痕の掃除になるだろう。モップやスポンジを使って拭き取るほか、高圧洗浄機を使うことも可能。懐中電灯やブラックライトも活用し、拭き残しのないよう注意することが求められる。そうした装備は、スキルツリー形式にてアップグレードが可能だ。

ステージでは汚れを掃除するだけでなく、争われた形跡も消さなければならない。散乱したゴミを拾い、家具などを元あった場所に戻すのだ。また、事件の証拠となる物品を探して処分することも求められ、たとえば監視カメラの映像を消すといった目標が提示される。一方で、主人公はお金が必要であることもあって、金目のものを現場から盗んでお金に変えられる要素も用意されている。


本作は、PC(Steam)にて8月14日に配信開始。本稿執筆時点で、ユーザーレビューには約450件が投じられ、その内の実に98%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。この調子でもう少しレビュー数が増えれば、「圧倒的に好評」ステータスを期待できる好評率だ。また、リリース初日の同時接続プレイヤー数は、ピーク時に約8600人を記録(SteamDB)。こちらも好調な滑り出しである。

レビューでは、『Viscera Cleanup Detail』や『PowerWash Simulator』などの人気作と比較しつつ、清掃ゲームとしての完成度の高さに言及されることが多い。なおプレイを通じては、現場はきれいになっていく一方ではなく、アクシデントによって汚れが広がることもある。また、裏社会の危ない仕事に従事している世界観が、ゲームプレイおよびストーリー面で表現されていることも、本作の魅力のひとつになっているようだ。


本作に関しては、体験版にあたる『Crime Scene Cleaner: Prologue』が今年4月に無料配信されており、こちらですでに高評価を獲得していた。本稿執筆時点でユーザーレビューは、約4200件のうち96%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスとなっている。製品版では完全なコンテンツが用意されただけでなく、ゲームプレイの改善も実施されており、先述した高評価はファンの期待に応えた結果といえそうだ。

『Crime Scene Cleaner』は、PC(Steam)向けに配信中。8月29日までは12%オフの2200円で購入可能となっている。