ネットワーク動画再生ミドルウェア「CRI Clovis」9月30日提供開始へ。動画コンテンツのストリーミングを、プラットフォーム問わず一本化
株式会社CRI・ミドルウェアは9月24日、ネットワーク動画再生ミドルウェア「CRI Clovis」を発表した。提供開始は9月30日より。本製品は、動画コンテンツのストリーミング再生が、あらゆるプラットフォームで簡単に実現可能になるミドルウェアだ。
CRI・ミドルウェアは、東京に本社を置くソフトウェア開発会社だ。同社は音声・映像に関する研究開発や、ミドルウェア製品の販売サポートなどをおこなっている。同社の開発したミドルウェアは、ゲーム業界でも数多く利用されている。「CRIWARE」というブランドロゴをゲーム内で見かけたことがあるという人もいるだろう。
「CRI Clovis」は、ネットワーク動画再生ミドルウェアだ。PC、スマートフォン、ゲーム機など、さまざまなプラットフォーム上で動画のストリーミング再生を可能にするものであり、CRI・ミドルウェアがこれまで特定のゲームや動画配信サービスへ提供してきた技術が、広く利用できるようになるそうだ。詳細な対応プラットフォームは、PC(Windows/macOS)およびNintendo Switch/ PS4/PS5/ Xbox One/Xbox Series X|S/ iOS / Android。対応開発環境は、C/C++/Unity/Unreal Engineとなっている。
公式サイトでは、「CRI Clovis」の特色として、同じAPIでマルチプラットフォーム展開が可能であることが上げられている。これまで各プラットフォームで個別の対応が必要だったストリーミング再生が、「CRI Clovis」を導入することで1本化できるということである。おもな機能としては、動画の再生、停止、シーク機能やループといった再生制御機能のほか、ユーザーの回線速度に合わせたストリーミング機能、ライブ配信への対応、コンテンツの暗号化などが用意されている。
なお、CRI・ミドルウェアは、9月26日より開催される「東京ゲームショウ2024」に出展予定。「CRI Clovis」を含むゲーム開発向けソリューションは9月26日、27日のビジネスデイのみの出展となるそうなので注意されたい。
「CRI Clovis」は、9月30日より提供開始予定。