“圧倒的に好評”家づくりゲーム『SUMMERHOUSE』売上20万本突破。パーツを自由に配置するのんびり家づくり、着実に売上伸ばす
インディー開発者のFriedemann Allmenröder氏は7月8日、家づくりゲーム『SUMMERHOUSE』の売り上げが20万本を突破したと発表した。本作はPC(Steam)向けに配信中。ゲーム内は日本語表示に対応している。
本作は、夏の風景の中で家づくりを楽しめる作品だ。本格的な建築シミュレーションゲームというわけではなく、構造的な正しさやコストなど難しいことを考えることなく楽しめる。
『SUMMERHOUSE』では、海に浮かぶ島や街の一角、あるいは山に囲まれた高原や岩山の広がる渓谷といったロケーションから選択し、サイドビュー画面にて家づくりをおこなう。壁・屋根・ドア・窓・デコレーション・自然などといったカテゴリに多彩なパーツが用意され、それらを画面内に自由に配置。家っぽくなるように、見た目で判断してパーツを置いていくだけで、雰囲気ある風景が出来上がる。
パーツには、植物や岩などの自然物もあり、家の周囲の景観を変化させることも可能だ。また、マップは左右にある程度の広さがあり、家を何軒も建ててちょっとした街並みを作るもよし、一軒の家に集中して作り込むもよしである。ランダムにパーツを取り出すツールも存在するため、成り行き任せの家づくりに挑戦するのも良いだろう。なお、パーツの配置を取り消したりやり直したりできるUndo・Redoや、配置済みパーツの削除およびコピー、パーツの左右の反転などの機能も用意されている。
本作は、PC(Steam)向けに今年3月9日に配信開始され、それから24時間で早くも売り上げ1万本を突破。そして3月20日には10万本を記録し、このたび20万本を突破したことが明らかにされた。本作は、本稿執筆時点でSteamのユーザーレビューには約1500件が投じられ、その内の95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。ゆるく家づくりを楽しめることや、趣のある風景を手軽に作ることができることなどが評価されている。高評価であるうえ、580円というお手頃価格ということもあって、好調な売れ行きとなっているのかもしれない。
また、本作の開発者Friedemann Allmenröder氏は、街づくりストラテジーゲーム『ISLANDERS』や、フライトアクションゲーム『Superflight』、ネズミステルスアクションゲーム『Pizza Possum』といった作品を手がけた人物として知られ、いずれも非常に高い評価を得ている。人気作を次々に送り出してきた同氏の実績も、本作が注目を集めるうえでプラスに働いたことだろう。
『SUMMERHOUSE』は、PC(Steam)向けに配信中だ。なお、本作はSteamサマーセールの対象となっており、7月12日午前2時までは25%オフの435円にて購入可能となっている。