「ゲゲゲの鬼太郎」協力脱出ホラー『ノロイカゴ ゲゲゲの夜』Nintendo Switch版発表、8月28日配信へ。仲間AIキャラ実装、新たな妖怪も来る

東映アニメーションは7月10日、協力プレイ型脱出サバイバルホラーゲーム『ノロイカゴ ゲゲゲの夜』のNintendo Switch版を発表した。

東映アニメーションは7月10日、トイジアムが手がける脱出サバイバルホラーゲーム『ノロイカゴ ゲゲゲの夜』のNintendo Switch版を発表した。8月28日配信予定で、価格は1980円(税込)。

本作は、「ゲゲゲの鬼太郎」を原作とする協力型脱出ホラーゲームだ。PC(Steam)版が先行してリリースされ好評を得ており、今回Nintendo Switch向けにも展開されることが決定した。またリリースにあわせて後述する追加要素も導入される。

『ノロイカゴ ゲゲゲの夜』は、ソロプレイおよび最大4人でのオンライン協力プレイに対応。プレイヤーは、ノロイカゴと呼ばれる結界の中に閉じ込められた状態にあり、そこでは「ゲゲゲの鬼太郎」でおなじみの恐ろしい妖怪が徘徊している。一方で、妖怪を倒す力を持つ鬼太郎は結界に阻まれて立ち入れないため、プレイヤーは指定の条件を満たして結界を破り、生還することを目指す。

本作では、武家屋敷や廃病院、因習村、鉱山といったステージと、牛鬼や百目、がしゃどくろ、雪女などの敵となる妖怪の組み合わせを選択してプレイする。妖怪はそれぞれ特徴が異なり、たとえば百目は放った目がプレイヤーを探す。雪女は足音を立てずに移動し、床を凍らせることが可能。巨大ながしゃどくろはステージ中央にたたずみ、そこからプレイヤーを攻撃してくるほか、分離した右手がステージを徘徊する。

ステージ内には、結界を破るための呪われたアイテムが計6つ隠されており、プレイヤーは妖怪から逃れながらそれらを入手し、ステージ中央にある水場で浄化してから使用する。そして制限時間内に、鬼太郎が待つ出口まで向かい脱出するのだ。各ステージの世界観にあわせたアイテムが用意され、その配置はプレイするたびにランダムとなる。

鬼太郎は、結界が破られるまで中には入れないが、プレイヤーの助けになるアイテムを送ってくれることがあり、たとえばリモコン下駄は妖怪の動きを一時的に止めることが可能だ。また、プレイヤーは妖怪に遭遇するたびに徐々に“ノロイ”に蝕まれ、最終的に半妖に変貌。その状態では脱出できないため、お札を使ってノロイを解く必要がある。

また、プレイを繰り返す中ではキャラクターがレベルアップし、パークが段階的にアンロックされていく。たとえば、ダウン時の移動速度上昇や、半妖化するノロイの軽減、呪われたアイテムの浄化速度アップなどさまざまな効果のパークがあり、1つ装備してプレイ可能になる。

今回、本作に追加予定の新要素も発表されており、まず1人プレイ用のチュートリアルが導入される。全4ステージが用意され、AIキャラクターを仲間にして脱出を目指すという内容だ。さらに、オンライン協力プレイ向けにもAIキャラクターが導入。参加プレイヤーが4人に満たない場合に、AIキャラクターを仲間にしてプレイできる。本作では、プレイヤー数が少ないほど難易度が跳ね上がるため、嬉しい機能追加となるだろう。また正体は不明ながら、新たな妖怪が追加されることも示唆されている。

このほか、Nintendo Switch版には全サウンドが聴けるミュージックボックス機能が搭載。さらに、映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」とコラボしたプレイヤーキャラクター用コスチュームである「鬼太郎の父」と「水木」が初期収録される。PC(Steam)版では有料DLCとして販売されているコンテンツだ。


ノロイカゴ ゲゲゲの夜』のNintendo Switch版は8月28日配信予定。また、PC(Steam)版は現在配信中だ。この7月中にはマップバリエーションの追加が予定されている。先述したチュートリアルやAIキャラクターの追加は、8月に予定されている大型アップデートを通じておこなわれるようだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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