ホラー脱出型シューター『The Abyss Break』発表。協力プレイ対応、異形のモンスターが徘徊する並行世界にて手遅れになる前に脱出する

LNJ Studioは2月17日、ホラーFPS『The Abyss Break』を発表した。ソロプレイおよびオンライン協力プレイに対応するホラー脱出FPSだ。

デベロッパーのLNJ Studioは2月17日、ホラーFPS『The Abyss Break』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。ストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応するようだ。

本作は、ソロプレイおよび最大3人でのオンライン協力プレイに対応するFPSだ。いわゆる脱出シュータージャンルの作品であり、平行世界を探索して帰還することを目指す。


『The Abyss Break』の舞台となる世界では、Great Expansionと呼ばれる大災厄が発生し、これによっていくつもの平行世界が繋がった状態にある。各平行世界の住民たちは大災厄の脅威を止められなかったが、主人公の世界にはまだ運命を変えるチャンスが残されているという。そこで主人公は、危険な平行世界へと足を踏み入れることとなる。

並行世界には、森林地帯から謎の施設までさまざまなエリアが存在し、天候の変化や昼夜のサイクルも表現される。住民たちは地下の居住施設に身を潜めており、プレイヤーは彼らからの依頼をこなすかたちでゲームを進めることになるようだ。また住民とは、入手した貴重な資源にて取引することもできるとのこと。後述する装備品などを手に入れる手段となるのかもしれない。

マップ内には、異形の生物や敵対する勢力が存在。プレイヤーは、ステルスプレイや銃撃戦にて敵を排除していく。銃は各種アタッチメントにてカスタマイズが可能。また、アーマープレートやサポートギアなどの装備品も用意され、プレイスタイルにあわせて自由に組み合わせることができる。トレイラーでは、装備品にはそれぞれ重量が設定され、持ち運べる最大重量の範囲内でやりくりすることもうかがえる。

探索を通じては各種資源のほか、キーカードなどゲームの進行にかかわるアイテムも発見できる模様。なお本作では、資源を取得したり、扉を開いたり、あるいは足跡を残したりといったプレイヤーの行動が、ゲームプレイに何らかの影響を与えることになるという。

各並行世界はAbyssと呼ばれるものから生み出され、不安定な状態にある。そのため、プレイヤーは手遅れになる前に脱出しなければならない。トレイラーでは、謎めいた施設にてゲートを開いたり、装置を操作してポータルのようなものを開けたりといったシーンが確認できる。依頼をこなすなどして、最終的に脱出口を開くことを目指すゲームプレイとなるのだろう。

本作の開発元LNJ Studioはカザフスタンに拠点を置くスタジオで、本作はデビュー作となるようだ。若いスタッフが多く、最新技術やトレンドを取り入れながら、グラフィックやゲームプレイの品質にこだわって制作しているとのこと。また独自のAIシステムの採用により、個々のゲーム体験をユニークかつダイナミックなものにするとアピールされている。

『The Abyss Break』はPC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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