協力対応バックルーム探索ホラー『EXPEDITION TO THE BACKROOMS』7月20日早期アクセス配信へ。近接ボイチャ搭載、しかし声は怪物にも聴かれる

1_Cutter_1は7月8日、『EXPEDITION TO THE BACKROOMS』を日本時間の7月20日20時に早期アクセス配信開始することを発表した。最大6人プレイ対応の、探索ホラーゲームだ。

個人デベロッパーの1_Cutter_1は7月8日、探索アドベンチャー『EXPEDITION TO THE BACKROOMS』を日本時間の7月20日20時に早期アクセス配信開始することを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。日本語表示に対応予定であることも合わせて告知された。

『EXPEDITION TO THE BACKROOMS』は、俗に“Backroom”と呼ばれる人気(ひとけ)のない不気味な空間を探索するアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは架空の調査会社Async社の探査チームメンバーとして、1996年にハンディカムで撮影されたというBackroom映像内を歩き回る形で探索を進めていく。

公開されているトレイラー映像やスクリーンショットでは、屋内プールのような建造物内部、高速道のトンネルのような場所、多数の椅子や箱が並ぶ会議室のような場所などが確認できる。また、本作には無害なものから危害を加えてくるものまで、複数の謎の生物も登場するとのこと。

ここ数年、Unreal Engine5を使って構築されたリミナルスペースを歩き回る形式のゲームがSteam上で林立している。特に、広大なマップを歩いてBackroomの雰囲気に浸ることを目的とした作品はソロプレイのウォーキングシミュレーターが多い。一方本作は、最大6人までのオンラインマルチプレイに対応しており、協力型サバイバルホラーとなっているようだ。防護服のようなものを着込んだ複数のプレイヤーが並んで歩く姿も映像に映り込んでおり、協力して謎解き・パズルのようなものを解くことで行動範囲を拡張しながら、各バイオームから脱出することがクリア目標となるとのこと。

今回の早期アクセス版では、現在配信中の無料体験版でプレイできるエリアをさらに拡張した複数のステージをプレイでき、オンラインマルチプレイもここで解禁となる。協力のためのゲーム内音声チャットシステムも搭載されているとのことだが、ステージ内を徘徊している危険な生き物たちにもチャット音声は漏れ聞こえているそうなので、音で見つからないよう注意しながら活用する必要があるのだろう。

ちなみに無料体験版ではマルチプレイはできないものの、5つのステージを探索可能。早期アクセス版では、これらはすべてのステージが拡張されると予告されている。また、謎の生物出現のON/OFFを切り替えられるので、物陰から生き物が飛び出してくるジャンプスケアや追いかけっこが苦手な方はこの設定をOFFにすれば恐怖体験を減らすことができるだろう。


なお本作の早期アクセス配信期間は約1年~2年となる見込み。新コンテンツの追加に伴って、徐々に値上げも予定されているそうだ。コミュニティのフィードバックを取り入れつつ、開発を進めていくという。

『EXPEDITION TO THE BACKROOMS』は、PC(Steam)向けに7月20日20時に早期アクセス配信予定。現在、無料の体験版が配信中。

Kei Aiuchi
Kei Aiuchi

RPG、パズル、謎解きアドベンチャー、放置系などを遊びます。比較的やりこみ型。特に好きなゲームは『ルーマニア#203』

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