「AI孫」にご飯をふるまう料理シム『おじいちゃん!ごはんつくって!』11月5日配信へ。豊富な食材と調理法を駆使、“孫”のやたら詳しい感想も付いてくる
かめきち氏は10月8日、『おじいちゃん!ごはんつくって!』を11月5日に配信すると発表。本作はおじいちゃんとなって孫や娘に料理をふるまう作品だ。孫や娘はAIが搭載されており、感想も教えてくれる。

インディー開発者のかめきち氏は10月8日、料理シミュレーションゲーム『おじいちゃん!ごはんつくって!』を11月5日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
本作は、おじいちゃんとなって孫や娘に料理をふるまう作品だ。その孫や娘にはAI(LLM・大規模言語モデル)が搭載され、作った料理について感想を教えてくれることが特徴となる。

『おじいちゃん!ごはんつくって!』の主人公であるおじいちゃんの家には、週末になると娘が2人の孫を連れて訪れる。妻に先立たれ料理が不慣れなおじいちゃんはそのたびに出前を取り、普段は簡単な食事で済ませていたが、ある日娘に促されて自ら料理をすることを決意。そして孫たちにも喜んでもらい、自慢のおじいちゃんになることを目指す。
本作では、孫たちから料理のリクエストをもらい、次の週末までにそのための準備を整えて、料理を作ってふるまうという流れとなる。自宅近くの商店街には、スーパーや八百屋、肉屋、鮮魚店などが存在し、まずは食材の買い出しに行くことになるだろう。日本の一般的な食材や調味料などが豊富に用意されており、予算の範囲内で購入するのだ。ただし、1日に訪れることができるのは1店舗だけで、また曜日によっては開いていない店があったり、商品の値段が変動したりもする。


店では、食材や調味料を選択するとその説明や用途を確認できるほか、店員からは購入した食材をもとにオススメの料理などを教えてもらえる。その際には、食材の特定の切り方や焼き方など調理法を教えてくれることもあり、そうしたスキルを習得することで作れる料理の幅が広がっていく仕組みだ。このほか、商店街には有料の料理教室もあり、そこでは実際に料理をしながら、先生から料理スキルを教わったりアドバイスをもらったりできる。
料理パートでは、食材とその調理方法を選択しながらおこなう。使用する食材や調味料の量、火加減、調理時間などを細かく指定可能だ。使用量の単位は重さや個数、大さじ小さじなどから選ぶことができ、またスキルを習得していれば、たとえばひと煮立ちするまで茹でたり、パスタであればアルデンテと指定したりするようなこともできる。
そうして完成した料理をふるまうと、孫と娘が採点し、さらにAIによって細かく感想を述べてくれる。ただ褒めるだけではなく、自分の好みにもあわせて厳しいコメントをしてくることもあるという。
このほか本作には、ランダムなお題に挑戦するマラソンモードなども収録予定とのこと。なお、ゲーム内で作った料理のレシピは、本作の公式サイトを通じて共有される(非公開設定も可能)。孫と娘のリクエストに対し、どういった調理をおこない、そしてどのような感想が返ってきたのかを閲覧でき、また採点でのスコアに応じたランキングも作成されている。
『おじいちゃん!ごはんつくって!』は、PC(Steam)向けに11月5日配信予定だ。また、体験版が現在配信中である。