国境警備ゲーム 『Contraband Police』、じわじわ売れ続け「売上100万本」達成。実況プレイでも人気のやりたい放題検問官ゲーム、着実な伸びでミリオン到達
パブリッシャーのPlayWayは11月26日、国境警備ゲーム『Contraband Police』の大型アップデート10.6.0を実装した。本バージョンの詳細を解説したSteamのコミュニティページによると、本作のSteamでの販売本数が100万本を突破していたことが明かされている。
『Contraband Police』は一人称視点の国境警備ゲームだ。舞台となるのは1981年の架空の共産主義国家アカーリスト人民共和国(Acarist People’s Republic/アカルイスタンとも)。プレイヤーは訓練課程の将校として国境地帯であるカリカツ(Karikatka/カリカトカとも)に赴き、国境警備の職務に就く。検問所を訪れる入国者たちの書類の不備や密輸品の有無などを確認することになるのだ。対応プラットフォームはPC(Steam)、日本語での表示に対応している。
本作が発売されたのは2023年の3月8日、1年と半年以上をかけての大台達成となる。本作はSteamユーザーレビューにおいて、本稿執筆時点で16,707件中94%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。共産主義国家の入国審査ゲーム『Papers, Please』を彷彿とさせる入国者たちとの緊張感あるやりとりが評価されている。『Papers, Please』と比較した際の本作の特徴として、タイヤやシートを引き裂いて密輸品を発見できる直感的なゲームプレイや、FPS視点を活かした銃撃戦やカーチェイス、密輸品を売り捌いて得たお金での検問所のアップデートといった要素も好評を集めている。
本作は発売後も1か月に1回ほどの頻度でのアップデートが行われており、今回のアップデートではフレームレートの改善や、戦闘や運転のプレイフィールの改善が行われている。こういった細かなアップデートも、売り上げ100万本達成の一助になったのだろう。また、本作は実況プレイが盛り上がっていたことも特徴的だ。プレイを見ているだけで魅力が伝わりやすく、国境警備隊としてできることの多さから個々人によって多彩なプレイスタイルが見られることもあり、国内外のストリーマーから大きな話題を呼んでいた。
『Contraband Police』はPC(Steam)向けに発売中。また、コンソール版の主要な開発作業が完了したことも発表されており、時期は未定ながらコンソール版の発売も予定されている。