農場経営シミュレーションゲーム『Stardew Valley』大型アップデートVer 1.1配信へ。新たな作物など追加、建物の移動も可能に

インディーデベロッパーのConcernedApeことEric Barone氏は、農場経営シミュレーションゲーム『Stardew Valley』のアップデートプランを公式ブログにて公開した。

インディーデベロッパーのConcernedApeことEric Barone氏は、農場経営シミュレーションゲーム『Stardew Valley』のアップデートプランを公式ブログにて公開した。以前より伝えられてきたCo-opマルチプレイヤー搭載の前に、大型アップデートとなるVer 1.1が配信される予定だという。仕事中毒な農場主が喜ぶさまざまなコンテンツや改善が盛り込まれるようだ。

『Stardew Valley』は2016年2月にリリースされた農場経営シミュレーションゲーム。Eric Barone氏がたった1人で開発したタイトルながらも、自由気ままな農場生活が楽しめる『牧場物語(Harvest Moon)』ライクな作品として、Steam上で100万本以上を売り上げる大ヒットを記録している。

Steamで『Stardew Valley』と共にヒットを飛ばしている『Factorio』
Steamで『Stardew Valley』と共にヒットを飛ばしている『Factorio』

Barone氏は『Stardew Valley』の発売から2か月間、7つのパッチをリリースしてゲームを調整や修正し、いくつかの新規コンテンツを追加してきたと公式ブログにてコメントした。メディアやSNSへの露出、ビジネス関係の仕事などもありなかなか忙しかった模様で、そのあと短期休暇でリフレッシュしたことを報告している。休暇中は現在Steamにてヒットを飛ばしている『Factorio』や、『ファイナルファンタジーIX』および『Age of Empires II』などをプレイしたという。

Barone氏はまず今後の大枠の開発プランとして、以下のようなものを示している。

・大型コンテンツアップデート Version 1.1
・Co-op マルチプレイヤー
・英語圏以外でのローカライズ
・Mac/ Linuxへの移植
・コンソールへの移植
・マーチャンダイズ(関連商品などのビジネスプラン)

今後の開発方針としては、ゲームのデザインやコンテンツに関してはBarone氏が引き続き担当するものの、よりテクニカルな部分などは外部に委託することを考えているそうだ。移植やローカライズ、マルチプレイヤーの技術的な課題は、パブリッシャーのChucklefishが手助けをする。Barone氏は外部の手助けがあることで、Ver 1.1アップデートに注力することができると説明している。

現時点でVer 1.1のパッチ配信時期は決定されていないが、コンテンツ内容は以下のようなものが予定されている。建築物の移動が可能になった点は嬉しいところで、位置を微調整するために建築物を解体して作り直す面倒な作業が今後なくなることになる。

・さらなるゲーム終盤のコンテンツ
・新たな農場の建築物
・新たな作物
・新たな職人製品
・より高度な農業と生産のメカニック
・ShaneおよびEmilyと結婚可能に。2人のイベントとセリフが増加
・すべての夫婦を対象とした結婚関連のコンテンツの追加
・結婚できないNPCのイベントを追加
・採掘と戦闘の改善、さらなる要素の追加
・建築物を移動することが可能に、他にも便利な機能が追加予定
・バグ修正
・シークレットの追加
・小さくて楽しくなるような描写(タッチ)を世界に追加

『Stardew Valley』は現在1480円にてSteamで販売中。498円のサウンドトラックも配信されている。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

Articles: 1728