『Mirror’s Edge Catalyst』のクローズドベータが正式発表、キャンペーン内に組み込まれる非同期型のマルチプレイヤー要素がお披露目?


Electronic ArtsとDICEは、一人称視点のパルクールアクションゲーム『Mirror’s Edge Catalyst』のクローズドベータテストを正式発表した。現時点でテストの内容や開催時期は不明だが、すでにPC/PS4/Xbox One別にテスターの登録受け付けを開始している。国内からも応募が可能だ。

『Mirror’s Edge Catalyst』は、2008年にリリースされた一人称視点パルクールアクション『Mirror’s Edge』のリブート作である。初代『Mirror’s Edge』で主人公だった女運び屋「フェイス」の過去の物語を描く内容で、新たにゲームエンジン「Frostbite 3」を採用したほか、勢いよく方向転換する「シフト」と呼ばれる新規アクションなどが導入されている。

クローズドベータテストは公式サイトのこちらのセクションより申込が可能。おそらく抽選方式になると思われるが、前述の通りテスト内容も開催時期も、さらにどれくらいの人数が参加できるのかも一切明らかにされていない。

新たに公開されたストーリートレイラー「I Am Faith」。国内での発売は5月26日に決定された

なおクローズドベータ参加には常時インターネット接続が必要であることが明記されており、テストはマルチプレイヤー要素を試すものと考えてまず間違いないだろう。『Mirror’s Edge Catalyst』のマルチプレイヤー要素は公式サイトや映像などでは発表されていないが、昨年6月のE3時に海外メディアIGNへとDICEのPatrick Bach氏がその存在を明かしている。

当時IGNの取材に応じたBach氏は、『Mirror’s Edge Catalyst』ではプレイヤーたちが同エリア上を同時に走り合うようなマルチプレイヤーは存在せず、非同期型のものが導入される予定だとしていた。一例としては、フェイスがとある企業の広告を町から排除するため、広告掲示板をハッキングするという任務がある。この任務で広告掲示板をハッキングすると、フレンドのゲーム内でもそのハッキングされた掲示板が登場するのだという。ほかにはゲーム内の競争ミッションにおいて、フレンドたちのスコアがリーダーボードとなってゲーム内のオブジェクト上に表示されるなど。プレイヤーが同時に同じゲーム世界に存在するわけではないが、1人のプレイヤーが与えた影響が、ほかのプレイヤーの世界でも現れるということである。

このほか初代『Mirror’s Edge』では「レースモード」と呼ばれるタイムアタックモードが存在し、プレイヤー同士でゴーストを共有するといった機能も搭載されていた。どのようなマルチプレイヤー要素が披露されるのか、今後のベータテストの動向に期待したい。