人類最後の都市づくり・防衛ゲーム『フィオと運命に抗う都市』Steam向けに発表。街を繁栄させて守りを固め、迫りくるボス戦では切り札「巨大ビーム砲」発射までの時間を稼ぐ

エマクリエイトは12月12日、『フィオと運命に抗う都市』を発表した。人類最後の居住可能都市を守り抜く、街づくりタワーディフェンスゲームだ。

株式会社エマクリエイトは12月12日、インディーゲーム制作サークルCaro Buildersが手がける街づくりタワーディフェンスゲーム『フィオと運命に抗う都市』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年春に配信予定。価格は1760円(税込)。

本作の舞台となるのは、多島樹林世界モリン。かつて豊かな森林が広がっていたが、遥か彼方から吹き付ける熱風と獣の襲来によって、人々が生活の場を次々と奪われつつある。そして果ての島にたどり着いた“箱舟居住者”たちは、人類最後の居住可能都市を建設。プレイヤーはその守護者としての使命を担う。

『フィオと運命に抗う都市』の主人公は、居住可能都市の守護者である少女フィオだ。彼女は、ゴーレムのフロラベアと共に、突如現れたSDMと呼ばれる異形の存在による侵略に立ち向かう。まずは街づくりをおこない、住民や資源を増やしたり、戦闘に必要な防衛施設を作ったり、キャラクターの強化をおこなったりすることになる。

街づくりにおいては、基本施設・生産施設・強化施設に項目に分けて、さまざまな施設が用意。そうした施設は、建築材やお金を消費して建設することができ、家を建てると住民が増え、その住民が畑や伐採所などの施設を使用することで、施設ごとに設定された資源やお金を生み出すことができるという仕組みだ。そして集めた資源で防衛施設を作り、味方ユニットであるフロラベアたちを強化していく。

戦闘は、基本的にクエストを受注することで開始する。クエストごとに、襲ってくる敵の種類や難易度、そして報酬金額が設定されている。戦闘における基本操作は、フロラベアの配置・撤退・スキル発動の3つ。クマのような見た目のゴーレムであるフロラベアは全13種類おり、それぞれ攻撃範囲や防御範囲が異なる。戦況を大きく左右するスキルを、最大5つまで設定することも可能だ。攻めてくる敵ユニットの特徴を掴み、状況に応じて適切にフロラベアを配置することが重要とのこと。

フロラベアには強化要素も存在し、レベルアップするたびにステータスが上昇していくほか、街づくりにおいて強化させることもできる。フロラベアの住処周辺に花を植えるのだ。たとえば青いバラなら防御力がアップし、赤いパンジーではHPが減るが攻撃力が大幅アップ、白いチューリップなら広い範囲での魔法耐性がアップする。

そしてストーリーが進むとボス戦が発生。ボスは非常に手ごわいが、プレイヤーの街には切り札となる巨大ビーム砲が存在する。その発射準備が整うまでなんとか時間を稼ぎ、ビームを発射して勝利を得るのだ。

本作の開発元Caro Buildersは、街づくり&貿易シミュレーションゲーム『ロタの航海貿易記』や、海底街づくりシミュレーションゲーム『ヘレの海底都市計画 ~箱庭に空気を植えるSLG~』、ダンジョン攻略・経営シミュレーションゲーム『エマの武器屋さん』といった作品を手がけてきた国内デベロッパーだ。本作『フィオと運命に抗う都市』については、これまでSNS上で開発の進捗状況が報告され、このたび正式発表された。

『フィオと運命に抗う都市』は、PC(Steam)向けに2025年春に配信予定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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