『Cities: Skylines』の新たなDLCは、人気Modderが手がけた建築パック。Mod作者も利益が得られる仕組みで販売
Paradox Interactiveは『Cities: Skylines』のDLCシリーズ「The Content Creator Pack」を発表した。この拡張パックは、発売以来Steam Workshopに投稿されてきた万を超えるModの中から特に支持を得た作者が、同ゲームのために作った新たなコンテンツを追加するものだ。
第一弾となる「Content Creator Pack: Art Deco」は、1920年代にニューヨークで流行した様式「アールデコ」をフューチャーした拡張パックで、作者はMatt “Shroomblaze” Crux氏。Shroomblaze 氏は3400時間をゲームに費やし、400以上のModを生み出してきており、特徴的なのはポップな建築デザインだろう。ビルやマンションといった無機質になりがちな建造物を色彩鮮やかに仕立てあげている。今回のDLCはアールデコをテーマとした建物が中心となっているが、ほかにも橋やゴルフコースなど、バラエティ豊かな作品を生み出しているので、ぜひ氏のワークショップをチェックしてみてほしい。
「Content Creator Pack: Art Deco」は4.99ドルで来週 リリース予定。DLCの売上はShroomblaze 氏にも配分されるとのこと。今回のDLCを発案したのはShroomblaze氏のようで、Paradox Interactiveがその要望を受ける形でプロジェクトは進められたのだという。
“アールデコはデザインの歴史においても、もっとも優れたアートのひとつだと考えられていて、僕はそういったものを表現したかった。Paradoxにこの話をすると承諾してくれて、自由に僕の作りたいものを作らせてくれたんだ。ほかのコミュニティメンバーの作品も見てみたいよ。”
また、『Cities: Skylines』は自然災害をテーマとした大型DLC「Natural Disasters」の発売を控えている。Natural Disastersではシナリオモードが搭載されており、これまで楽しまれてきた、繁栄させることを目的としたゲームプレイとは一転し、耐え忍び乗り切るという要素に焦点をあてられた作品だ。隕石や地震、嵐からの防災や後処理だけでなく、ラジオやテレビを用いた的確な誘導をも求められるようで、今までとは異なる遊び方が楽しめるものとなる。『Cities: Skylines』は発売されてから約1年半が経過したが、まだまだ遊び続けられる作品となりそうだ。