筋肉美シューティング『超兄貴COLLECTION』Nintendo Switchダウンロード版12月12日配信へ。『超兄貴』と『愛・超兄貴』をダブル収録、クラファン大成功を経て怪作が令和に蘇る

エディアは10月24日、『超兄貴COLLECTION』のダウンロード版を、12月12日に配信すると発表した。シューティングゲーム『超兄貴』と続編『愛・超兄貴』の移植版をセットにした作品だ。

エディアは10月24日、シューティングゲーム『超兄貴COLLECTION』のダウンロード版を、12月12日に配信すると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switchで、価格は7480円(税込)。本日より予約受付が開始されている。

本作は、かつてメサイヤが手がけた『超兄貴』と続編『愛・超兄貴』の移植版をセットにした作品だ。共にPCエンジン版をベースに移植され、さらに追加機能も導入される。


『超兄貴COLLECTION』の収録タイトルのひとつ『超兄貴』は、1992年12月にPCエンジン向けに発売されたシューティングゲーム。「筋肉こそ最高の美徳」とする、大銀河ボディビルコンテスト10連覇のビルダー星帝王が、母星のプロテインが底をつき始めていたことで、近隣の惑星に無差別進攻しプロテイン採掘プラントの建設に着手。それに危機感を覚えた天界のイダテンとベンテンが、平和を守るために出撃する。

本作にてプレイヤーはイダテンとベンテンのどちらかを選択し、また“心強い肉体派オプション”であるアドンとサムソンを伴い、全5ステージを戦う。敵のビルダー軍に対しては通常ショットのほか、“男の一撃”であるメンズビームを使用可能。敵を倒すと出現するプロテインを摂取することで攻撃力がアップする。

 


もうひとつの収録タイトル『愛・超兄貴』は、1995年2月にPCエンジン向けに発売。前作での戦いから2年後、銀河は平和を取り戻したものの、ビルダー星系にふたたび不穏な動きが表れ、イダテンが単身調査に向かう。そして彼の消息が絶たれてしまったことで、ベンテンはイダテンの捜索とビルダー星系の異変を探るため、アドンとサムソンを差し向ける。

本作ではアドンとサムソンを自機として、全4ステージを戦う。シューティングゲームの続編ながら、メンズビームこそ健在であるものの基本的に“弾を撃たない”ゲームプレイが特徴。プレイヤーはコマンド入力によって、鍛え抜かれた肉体から放たれるポージングを駆使して敵に立ち向かう。さまざまな技が収録され、またベンテンが運ぶアイテムでのパワーアップ要素も存在する。

 


開発元エディアは、今年7月にMakuakeにて本作のクラウドファンディングを実施。そして、初期目標金額の約2倍にあたる約1100万円を集めることに成功し、『超兄貴』と『愛・超兄貴』のNintendo Switchへの移植開発が進められることとなった。今回の移植版には、「サウンドモード」「ビジュアルモード」「巻き戻し機能」といった機能が追加される。

超兄貴COLLECTION』のダウンロード版は、Nintendo Switch向けに12月12日配信予定。ニンテンドーeショップでは現在予約受付中である。また、パッケージ版(通常版・特装版)は12月12日発売予定となっており、こちらも全国の小売店にて予約受付中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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