要塞建築・防衛ストラテジー『Cataclismo カタクリズモ』3月20日に正式リリースへ。昼は自由な“レゴ風”要塞建設、夜は魔物を撃退するタワーディフェンス
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パブリッシャーのHooded Horseは2月20日、Digital Sunが手がける要塞建設RTS&タワーディフェンスゲーム『Cataclismo カタクリズモ』を、3月20日に正式リリースすると発表した。本作は、現在PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。
本作は、リアルタイムストラテジーとタワーディフェンスを組み合わせた作品だ。玩具のレゴから影響を受けたという要塞建設要素も存在。ゲーム内は日本語表示に対応している。
『Cataclismo カタクリズモ』の舞台となる世界では謎の霧が発生し、それを吸い込んだ迷える魂は凶暴な“霧魔”となり、終わりのない災害カタクリズモとして人類の文明をいとも簡単に崩壊させた。そして生き残った人類は最後の街に身を寄せることとなり、プレイヤーは要塞を建設して霧魔の群れに立ち向かう。
本作は、昼間に資源を集めて要塞を建設・増築し、夜間には襲ってくる霧魔と戦う、というサイクルのゲームプレイとなる。要塞建設要素には、モジュール式の自由度の高いシステムが採用され、集めた各素材のブロックをひとつひとつ積み上げて建設。コミュニティ内で供給された設計図を利用することもできる。素材ごとの耐久性などのほか、リアルな物理システムも取り入れられており、構築にはプレイヤーの工夫が求められる。
夜になると、霧魔の大群が押し寄せてくるため、要塞に配置した兵士たちを指揮して迎撃するのだ。兵士ユニットには、固有スキルを持つさまざまな種類が存在し、ユニットごとに設定された最適な高さに配置することでアクションにボーナスがつく。そうして霧魔の襲撃を耐え切り朝を迎えると要塞建設に戻り、要塞を発展させるなかで新たなユニットや兵器、建造物などがアンロックされていく。
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本作は、PC(Steam)向けに2024年7月に早期アクセス配信が開始。本稿執筆時点で、ユーザーレビューにて約2600件のうち91%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得するなど高い評価を得ている。その後さらに開発が進められるなかでは、サンドボックスモードの追加、兵士ユニットのレベルアップによるベテランシステムの導入、マップ環境の追加、資源収集システムの改修などがおこなわれてきた。
そして今回、3月20日に正式リリースされることが決定。あわせて実施される大型アップデートでは、まずシングルプレイ・キャンペーンモードを締めくくる6つのミッションが追加予定だ。「深淵」と呼ばれる新たなエリアも追加され、新ミッションのほとんどはそこが舞台になるという。また深淵には、闇と光という独創的なメカニクスが存在するとのこと。
このほかにも、どのクリーチャーよりも凶悪で危険だとされる真珠色に輝く新たな霧魔や、本作のKickstarterキャンペーンの支援者のみが利用できた建築パーツも追加予定。さらにサバイバルモードの改修が実施され、新たにローグライト要素を盛り込み、大幅なQoL改善も施されるそうだ。また、バランス調整やバグ修正なども計画されている。
『Cataclismo カタクリズモ』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。そして3月20日に正式リリース予定だ。また正式リリースにあわせて、PC(Epic Gamesストア/GOG.com)向けの配信も開始される。