デッキ構築ローグライク・ポーカー役作りゲーム『Cascadou』発表。並んだカードから役探し、シナジーとカード強化でインフレスコアを目指す

Machineboyは9月3日、デッキ構築型ローグライクカードゲーム『Cascadou』を発表。本作はトランプを使い、ポーカーの役を作るデッキ構築ローグライクゲームだ。

デベロッパーのMachineboyは9月3日、デッキ構築型ローグライクカードゲーム『Cascadou』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。

本作は、トランプを使ってポーカーの要領で役を作るゲームだ。連鎖させてどんどんスコアを稼ぐゲームプレイが特徴となる。

『Cascadou』では、52枚のトランプでデッキを構築し、そこからランダムに供給されたカードを使ってプレイする。初心者向けから上級者向けまで複数のゲームモードが用意され、基本となるのは24枚のカードを場に並べてプレイする形式となるようだ。ステージを攻略しルートを進みながら、後述するアップグレードを重ね、最後に待ち受けるボスステージに挑戦する。

ステージにてプレイヤーは、場に出されたカードでポーカーの役を作り、規定の手番回数以内でステージの目標スコア以上を稼ぐことを目指す。ランダムに24枚並べられたトランプの中から、隣り合うカードの組み合わせで役ができるものを探し、選択するのだ。カードは動かすことも可能な模様である。

役が完成すると、含まれるカードの数字の合計に、役に応じた倍率がかけられてスコアが入る。たとえば1ペアは2倍、フラッシュは3倍だ。ポーカーのように5枚のカードで役を作るわけではなく、カードが隣り合ってさえいれば、複数の役が同時に成立することもある。そして役に使ったカードは場から取り除かれ、デッキから新たなカードが供給される。

デッキ内のカードは、道中のショップで購入できるステッカーによってアップグレードが可能だ。ステッカーは100種類以上存在し、シンプルにスコアをアップさせるものや、特定の役に対してシナジーを生み出すもの、あるいは周囲のカードのスートを変化させるものなど、効果はさまざま。そうした効果を上手く活かすことで連鎖するように役ができ、スコアがどんどん倍増していく爽快感を味わえるようだ。

本作にはデイリーチャレンジも用意され、こちらではカードの入れ替え自由で最長コンボを目指すChillモードや、52枚すべてのカードを20回以内で消すSolitaireモードをプレイ可能とのこと。

I am making a game where you set off poker chains to score big. It's the most fun game I've ever made and look forward to sharing it with you! #screenshotsaturday #gamedev

Mattis Folkestad (@machineboy.bsky.social) 2025-08-30T19:55:18.691Z

本作の開発元Machineboyは、ノルウェー在住のインディー開発者Mattis Folkestad氏の個人スタジオだ。これまでには、『Milkmaid of the Milky Way(少女と宇宙の物語)』や『Embracelet(エリックじいさんの不思議なブレスレット)』といったアドベンチャーゲームを手がけて非常に高い評価を獲得している。

一方で本作『Cascadou』は、それらの過去作とはかなり毛色の異なる作品となる。Folkestad氏は特に明言はしていないが、『Balatro』などから影響を受けているのかもしれない。同氏は、これまでに制作した中でもっとも楽しいゲームになったと手応えを述べている。

『Cascadou』は、PC(Steam)向けに開発中だ。配信時期は未定。また、今後体験版を配信する計画があるそうだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

記事本文: 7469