“片腕ショットガン船乗り”爆走FPS『Captain Wayne – Vacation Desperation』、「好評率100%」のブッ飛び船出。圧倒的暴力&素早さで南国を駆ける

Silver Lining Interactiveは11月26日、Ciaran Gamesが手がける『Captain Wayne - Vacation Desperation』を配信した。本作は好評率100%のスタートを切る好調スタートとなっている。

パブリッシャーのSilver Lining Interactiveは11月26日、Ciaran Gamesが手がける『Captain Wayne – Vacation Desperation』を配信開始した。対応コンソールはPC(Steam)。ゲーム内は日本語インターフェイスおよび字幕に対応している。

『Captain Wayne – Vacation Desperation』は、片腕がショットガン化した船乗りCaptain Wayneとなり、奪われた船を取り返すために戦うレトロスタイルFPSである。舞台は傭兵組織“Killer Whales”によって占拠された南国の島。プレイヤーは島内に用意された8つの広いエリアを順番に進み、敵勢力を壊滅させながら奥地へと進んでいく。ゲーム内では、銃撃戦と移動を中心としたテンポの速い戦闘パートが展開されるほか、各エリアの節目に手描きアニメ調カットシーンが挿入され、主人公と“Killer Whales”の対立構造が描かれる。

本作は、“撃ち続ける勢い”を前提とした高速FPSとして設計されている。主人公の片腕はショットガンとして機能し、発砲のたびに画面が大きく揺れ、敵が一瞬で吹き飛ぶ。密着して撃てば大きく跳ね飛ばし、距離がある場面ではガトリング形態へ切り替えて押し切ることもできる。さらに、爆発物や電撃攻撃、ココナッツ投げなど、射撃と移動を途切れさせずに繋げていくことで、ひたすら前進し続ける戦いが成立するつくりとなっている。

また、アニメ調の手描きカットシーンとゲームプレイのテンポが途切れず連続する構造も独特だ。派手な戦闘とコミカルな演出が交互に挿入され、アニメ作品の1話を自らの操作で作っていくような体験を味わえる。

リゾートの明るい風景に血飛沫が跳ねる描写や、派手な効果音とヘビーメタル調の楽曲など、全体の演出は“ド派手さ”を意識したデザインとなっており、ひたすら撃ち、吹き飛ばし続ける爽快感こそ本作の肝といえるだろう。

そんな本作はリリース直後から高い支持を集めている。本稿執筆時点のSteamユーザーレビューは65件すべてが好評で、ユーザー評価は「非常に好評」ステータスを獲得している。評価の中心となっているのは、とにかくテンポよく戦い続けられる設計だ。敵が次々と押し寄せ、前へ進むほど戦いが激しくなるため、自然と射撃と移動を切らさない立ち回りが求められる。武器の切り替えや投擲を挟むタイミングがそのまま戦況を左右し、突破できた瞬間には強い達成感が得られるつくりとなっている。

また、手描きアニメ調カットシーンが戦闘の勢いを止めずに挿入される構成も特徴で、戦闘の流れと物語がつながっていく感覚が好評を呼んでいる。そこに、南国リゾートの明るい景色と血飛沫が舞う激しい戦闘描写との対比、爆音とヘビーメタル調サウンドの組み合わせが加わり、スピード感のある戦闘設計とアニメ的演出の融合が強い印象を残しているかたちだ。

開発を手がけるCiaran Gamesは2019年に米国西海岸で設立されたスタジオである。スタジオ名は、アートディレクターが生前深く愛していた猫「Ciaran」の名に由来。音響制作を担当するCasen Wiegman氏、キャラクターデザインとアートディレクションを担うAidan Patrick氏、環境アートを手がけるMason Beckler氏など、複数のアーティストとプログラマーが参加する体制で本作の開発がおこなわれている。

『Captain Wayne – Vacation Desperation』はSteamにて配信中。価格は1100円で、リリース記念として12月10日までは10%オフとなる990円で購入できる。

Junya Shimizu
Junya Shimizu

ローグライクが大好きです。映画や海外ドラマも好きなので、常に時間に追われています。

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