『Call of Duty』、ギネス世界記録で 「史上最高のビデオゲームシリーズ」に

ギネス・ワールド・レコーズは、書籍「ギネス世界記録 2015 ゲーマーズ・エディション」において、「史上最高のビデオゲームシリーズ」のランキングを公開した。海外メディアThe Independentが、ギネス・ワールド・レコーズの編集長Craig Glenday氏の解説と共に報じている。

Glendy氏によれば、今回の「史上最高のビデオゲームシリーズ」は140か国、5000人以上のユーザーによるオンライン投票で決定された。トップはActivisionの人気FPSシリーズ『Call of Duty』。2位は『スーパーマリオブラザーズ』、3位は『Minecraft』だ。4位以降は『Grand Theft Auto』、5位『Halo』、6位『ゼルダの伝説』、7位『FIFA』、8位『Assassin's Creed』、9位『Battlefield』、10位が『The Elder Scrolls』と続く。

F2Pタイトルではトップとなった『LoL』は16位
F2Pタイトルではトップとなった『LoL』は16位

1人の著名な記者であろうと、1万人のゲーマーの投票であろうと、誰もが納得する「史上最高のビデオゲームシリーズ」を決定することは不可能だろう。ただ、今回のランキングを「世界中のゲーマーたちによる人気投票」であると捉えるならば、十分興味深いものとなる。

The Independentにも掲載されているトップ50リストには、欧米のトリプルA級シリーズと肩を並べ『ポケット・モンスター』や『ファイナルファンタジー』、『バイオハザード』など、日本の代表的なタイトルが数多くランクインしている。また『League of Legends』や『Dota』、『World of Tnaks』は、いずれも基本プレイ無料のF2Pタイトルだ。F2Pタイトルが「史上最高のゲームシリーズ」として世界的な人気を得ることは、以前は難しかったのではないだろうか。

「ギネス世界記録 2015 ゲーマーズ・エディション」は、ゲームをテーマとしたランキングや世界記録を掲載している書籍だ。毎年秋に発売されており、昨年発売された2014年度版では、『Grand Theft Auto V』が6部門のギネス世界記録を更新した。「24時間でもっとも売れたビデオゲーム」や、「10億ドルにもっとも早く到達したエンターテイメント作品」の記録などを塗りかえている。

2015年度版には「史上最高のビデオゲームシリーズ」のほかにも、『FIFA World Cup 2014』でもっとも高いスコアを記録したプレイヤー、もっとも『Tomb Raider』シリーズのグッズを持つコレクター、『Minecraft』でもっとも長くビデオゲームマラソンを成しとげた男などの情報が収録されている。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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