最大40人・大乱闘バトロワゲーム『バイトブレイカーズ』発表。『スマブラ』風対戦ジャンルの進化を目指す野心作、まずはプロトタイプとして披露へ


デベロッパーのOdyssey Interactiveは9月12日、最大40人のバトルロイヤルゲーム『Byte Breakers(バイトブレイカーズ)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。発売日は未定だが、ゲームコンセプトの検証を目的としたベータテストが近日中に北米で実施される。

『Byte Breakers』は最大40人のプレイヤーが戦う対戦アクションゲームだ。横スクロール視点にて、キャラクターが入り乱れるステージで勝ち残りを目指す。公開されたトレイラーによると、Odyssey Interactiveの前作である『Omega Strikers(オメガストライカーズ)』のキャラクターが本作に参戦するようだ。


本作には攻撃範囲が異なるキャラクターやアイテムが登場。相手を退場に追い込むことを目指すなど、ゲームシステムは『大乱闘スマッシュブラザーズ』に通じるものがありそうだ。現時点で確認できる本作独自の特徴としては、先述の最大40人対戦という点のほか、ステージがかなり広いことが挙げられる。猛スピードでロープを伝って、足場から別の足場へと移動するシーンも確認できる。

本作を手がけるのはOdyssey Interactive。Riot Gamesにて『Team Fight Tactics』の開発に携わったDax Andrus氏およびRichard Henkel氏により設立されたスタジオだ。前作『Omega Strikers』は、エアホッケーのようなシステムが特徴の、見下ろし型の3v3の対戦ゲーム。Steamのユーザーレビューでは約2万2000件中84%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得する人気作だ。

 


一方『Byte Breakers』は前作からはジャンルの大きく異なる、乱闘対戦ゲームとなるわけだ。なお開発陣が本作について語る場面も収録されたトレイラーでは、『Byte Breakers』はまだ開発の初期段階(プロトタイプ)にあることが言及されている。最終的に製品化に向けて開発されるかは未定となっており、コアなゲームコンセプトの検証をするためにまずは北米向けにテストを実施することになったそうだ。

またトレイラーによれば、本作は『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズをさらに進化させるような作品ではなく、初期の『大乱闘スマッシュブラザーズ』が構築したジャンルからの進化を目指しているとのこと。開発者は同シリーズと比較されることに恐れもあると述べており、野心的な新作としてまずはプロトタイプから開発が検討されるようだ。なおテストプレイは先述のとおりまずは北米向けに実施予定ながら、『Omega Strikers』日本語公式Xアカウントでは、将来的に北米外の地域でもテストが実施される可能性があることを明らかにしている。


『Byte Breakers』は、PC(Steam)向けに開発中。日本での展開は今のところ未定だが、興味がある場合はSteamストアページでウィッシュリストに登録しておこう。