Nexon公式で謎のティザーサイトがカウントダウンを開始、数日後にCliffy Bの新作情報を解禁か

Cliff Bleszinski氏率いる開発スタジオBoss Key Productionsは、開発中の新作に関する続報を数日後に解禁することを、Nexon America公式サイトに新設されたフォーラムページにて明らかにした。

Cliff Bleszinski氏率いる開発スタジオBoss Key Productionsは、開発中の新作に関する続報を数日後に解禁することを、Nexon America公式サイトに新設されたフォーラムページにて明らかにした。同社がコードネーム「Project BlueStreak」で開発中の基本無料FPSに関するものと思われるが、明言は避けられておりさまざまな憶測が錯綜している。

 

“The Shattering”

ティザーサイトで開始されたカウントダウンは記事執筆現在で残すところ2日と十数時間。新設されたフォーラムページに登場したのは、Boss Key Productionsでコミュニティマネージャーを務めるRohan Rivas氏で、今後数日の間に“The Shattering”に関する多くの情報を解禁する旨を説明した。しかし、“BlueStreak”とは一切言及しておらず、フォーラム名も「The Shattering」であることから、若干意味不明な寝耳に水の発表となった。

これまでに判明しているBoss Key Productionsのタイトルは「Project BlueStreak」のみであるため、“The Shattering”とは同作のゲームタイトルであると考えられたが、海外メディアPolygonの報道に対しCliff Bleszinski本人がTwitterでこれを否定。その後、実写映画『Warcraft』でディレクターを務めるDuncan Jones氏からの「それなら“The Shattnering”かい?」というツッコミに、「惜しいね」というジョークを飛ばしている。何にせよ、フォーラムに突如現れた謎の人物“OneLetter”の正体を含め、今のところ全てが謎に包まれている。

「Project BlueStreak」は、Epic Gamesに20年間務めた『Gears of War』の生みの親Cliff Bleszinski氏独立後初となるデビュータイトル。コードネームは同氏が気に入っていたトランスフォーマーの名前に由来している。SFジャンルをテーマにしたPC向け基本無料マルチプレイヤーFPSで、ゲームエンジンには「Unreal Engine 4」を採用。当初はクラウドファンディングによる開発もささやかれたが、その後Nexon Americaがパブリッシングを担当することになった。

PAX Eastで公開されたプレアルファ映像では、開発段階のマルチプレイヤー用マップが披露された。本作に仕様するゲームエンジンの候補は他にもいくつかあったとのことだが、熟考の末、結局は古巣の好もあり短時間で上質な開発を可能にする「Unreal Engine 4」に落ち着いたとのこと。後にプレスリリースを通してBleszinski氏が説明している。

そのほか、さかのぼること2014年7月には、フォーラムサイトRedditにてAMA(“Ask Me Anything”の意、「~だけど何か質問ある?」をいう趣旨のスレッド)を実施。その中で本作の課金要素について触れ、基本無料だからといってPay-to-Winモデル(課金ユーザーが圧倒的に有利になるゲームデザイン)を採用するつもりは一切ないと断言している。本作を“大枚はたいて何もかも手にしたボンボンを負かすために重課金しなくてもいいゲーム”と表現した。また、パブリッシャーにNexonを選んだ主な理由を、基本無料というビジネスモデルが初めての経験であるからとして、同社の豊富な実績に大きな期待を示した。

Ritsuko Kawai
Ritsuko Kawai

カナダ育ちの脳筋女子ゲーマー。塾講師、ホステス、ニュースサイト編集者を経て、現在はフリーライター。下ネタと社会問題に光を当てるのが仕事です。洋ゲーならジャンルを問わず何でもプレイしますが、ヒゲとマッチョが出てくる作品にくびったけ。Steamでカワイイ絵文字を集めるのにハマっています。趣味は葉巻とウォッカと映画鑑賞。ネコ好き。

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