「Gears of War」のCliffy B新作『LawBreakers』が正式発表。ネクソンと連携しF2Pで展開へ、アリーナ型FPSの復興を目指す

Boss Key Productionsは、PC向けのFree-to-Play型FPS『LawBreakers』を正式発表した。

Boss Key Productionsは、PC向けのFree-to-Play型FPS『LawBreakers』を正式発表した。長らく「Project BlueStreak」と呼ばれていた本作は、『Gears of War』の生みの親Cliff Bleszinski氏がEpic Gamesから退社してから初めて手がけるゲームタイトルだ。ジャンルは『Unreal Tournament』などの“アリーナ型FPS”とされていたが、今回の発表では「チームベースの対戦FPS」とも表現されている。ネクソンと共にFree-to-Playにて2016年よりサービス開始予定。

『LawBreakers』の世界は、かつて「The Shattering」と呼ばれる天変地異が発生し惑星の重力が大きく変動し、人類は2つの勢力に別れることとなった。この天変地異からの復興と共に、重力操作や超人能力を獲得できるサプリメントなど技術革新が進む。しかしその技術革新と共に、平和維持組織の「LAW」と犯罪シンジケート「BREAKERS」の戦いは激化してゆくことになる。

残念ながら『LawBreakers』のゲームプレイ映像はまだ公開されておらず、一部ファンからはプレイ映像を出してほしいという声が高まっている状況。初のゲームフッテージは太平洋夏時間の8月28日午前6時には解禁される見込みだ。また現地時間8月21日から開催されるPAX Primeでは、1マップと4人のキャラクターが収録されたプレイアブルデモが公開される。ワシントン州コンベンションセンターから数ブロックの場所でプレイアブルイベントも実施される予定で、その場所は『LawBreakers』やBoss Key ProductionsのTwitterアカウント上にてシェアされるという。

『Quake』のようなアリーナ型FPSが現代のゲーマーたちに受け入れられるのかは未知数だが、Cliffy Bの古巣Epic Gamesではファンと共に開発を進めてゆく新生『Unreal Tournament』の開発が進められるなど、ひそかに準備は進みつつある。昨年発売された『Wolfenstein』や今後リリース予定の『Doom』などに続き、懐かしいにおいのするFPSが今後多数登場することを予感させてくれる。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

記事本文: 1728