Xbox 360初期の大作JRPG『ブルードラゴン』が後方互換機能に対応、Xbox Oneでプレイ可能に
マイクロソフトは11月2日、Xbox 360向けRPG『ブルードラゴン』が、Xbox One上で後方互換機能を利用してプレイ可能になったと発表した。
『ブルードラゴン』はダウンロード販売されていないため、プレイするためにはパッケージ版を所有している必要がある。また後方互換処理が施されたゲームデータを別途ダウンロードするため、Xbox One本体のストレージに約19.3GBの空き容量が必要だ。
ゲーム本編と同時に、Xbox 360向けに配信されていたダウンロードコンテンツも後方互換に対応しており、無料の「2007 おとしだま・メカット強化パーツ」「おたから6・お得なアイテム6点パック」「スーパーハードチップ」と、有料(103円)の「シャッフルダンジョン」がダウンロード可能になっている。
『ブルードラゴン』は2006年にマイクロソフトから発売されたXbox 360向けRPGタイトルだ。かつて魔法と機械が栄えていた世界を舞台に、主人公のシュウとその親友ジーロとクルックの壮大な冒険を描いている。
本作の開発では『ファイナルファンタジー』シリーズなどを手がけた坂口博信氏がプロデューサーを務め、キャラクターデザインは漫画「ドラゴンボール」などの作者である鳥山明氏が担当。そして音楽は『ファイナルファンタジー』シリーズなどの楽曲を手がけたことで知られる植松伸夫氏が提供した。この3人がタッグを組むのは1995年にスーパーファミコン向けに発売された『クロノ・トリガー』以来ということで話題になったタイトルだ。
『ブルードラゴン』シリーズは、その後ニンテンドーDS向けに『ブルードラゴン プラス』『ブルードラゴン 異界の巨獣』が続編として発売されている。またテレビアニメや漫画とのメディアミックスもおこなわれた。
今年9月には、同じく坂口博信氏が手がけたXbox 360向けRPG『ロストオデッセイ』が後方互換対応を果たしており、かねてよりファンからの要望が高かったXbox 360初期のJRPG大作がそろってXbox Oneでプレイ可能になった。
なお冒頭で本作はダウンロード販売されていないと書いたが、マイクロソフトのXbox事業責任者のフィル・スペンサー氏によると、『ロストオデッセイ』を含めダウンロード版の発売を実現するべく現在取り組んでいるとのことだ。