悪魔城ドラキュラ「IGA」の最新作『Bloodstained』開発中のアニメーションサンプル映像が初公開

五十嵐考司氏は、自身が開発を進めている最新作『Bloodstained』の初となるアニメーションサンプル映像を開発アップデートにて公開した。

五十嵐考司氏は、自身が開発を進めている最新作『Bloodstained』の初となるアニメーションサンプル映像を開発アップデートにて公開した。五十嵐氏が本作のキャラクターデザイン担当アーティスト夏目裕司氏とアニメーションに関して話し合いながら動作させる様子を撮影したもので、“かなり初期のアニメーションサンプル”とされながらも、実際に本作の主人公ミリアムが動き、敵を剣で攻撃する様子を確認できる。

映像前半では探索ゲームにおけるスピード感に関する意見が交わされており、ミリアムの移動スピードが実際に遅くとも多少小走りをさせた方がいいかもしれないとのコメントが出ている。その後も色々な点で意見がやり取りされているように、今回のアニメーションサンプルが最終決定稿でないことは明らかだろう。とはいえ、Kickstarterでは『Bloodstained』のプレイ映像はおろかアニメーションも公開されてこなかったため、待ちわびているIGAファンにとっては嬉しい映像のはずだ。

映像はKickstarterファンディング終了3日前に公開されたものだ。すでにKickstarterでは375万ドル(約4億5000万円)が集まっており、Wii U版およびPS Vita版発売や非同期型のオンラインマルチプレイヤー搭載なども決定している。現時点で決定しているプラットフォームはPC/Mac/LinuxおよびPS4/Xbox One/Wii U/PS Vita。

今回のKickstarterファンディングは、物理リテール版や追加の開発資金のために実施されており、すでにパブリッシャーは決定していることが明らかにされている。まだパブリッシャーの存在は明らかにされていないが、米国で『Bloodstained』の商標を登録したことから、Koch Media(Deep Silver)が担当しているのではないかとも噂されている状況だ。Deep Silverはインティ・クリエイツと『Might No.9』の物理リテール版でパブリッシング関係を結んだこともある。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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