販売元がSteam出禁になり消滅した『バイオプロトタイプ』、なんと1月20日に復活へ。開発元が自ら再配信、高評価作品が蘇る
デベロッパーのEmprom Gameは1月17日、『バイオプロトタイプ』の再リリースを正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、1月20日配信予定。ゲーム内では、日本語表示に対応するようだ。
『バイオプロトタイプ』は、多数のスキルを組み合わせて押し寄せる敵と戦う、サバイバー系ローグライクアクションゲームだ。プレイヤーは、謎の生体実験施設で異形のモンスター集合体となって目を覚まし、他の実験体と戦い生き残って施設からの脱出を試みる設定だ。本作には、選択可能な多数のキャラクターとスキルがあり、自由なビルドを構築できることが特色となっている。
本作では、操作キャラクターである「実験体」がゲームを進めるごとに解放されていき、最終的に24種となる。それぞれが、異なるライフ・スピード・特性・特技を持っている。これに、80種類にも上る「器官」を組み合わせて攻撃スタイルを構築していくことになる。器官には発動条件とアクションが存在し、交互になるようスキルスロットに配置していく。
たとえば、条件として「1秒間に1回」や「左に配置したアクションが敵に当たったら」「左のアクションが敵を倒したら」などがある。アクションも弾丸を発射するものから、ビーム形状のもの、触手や子孫増殖などさまざまだ。脳の中でこれら器官を繋ぎ合わせる「変異」によって、「毎秒◯発の弾を発射し、それが敵を倒したら別の広範囲攻撃が発動する」というようなコンボを組み立てる。器官には、効率や減衰率などもあるため、コンボの持続だけでなく攻撃力の変動なども計算に入れつつ、殲滅力と生存力を高めていく戦略ゲームともなっている。
本作は、過去にもSteamにて配信されていたものの、当時の販売元であったBD Gamesが、今年6月にSteamの規約違反によりBANを受けることに。本作もその影響でストアページごと削除されていた(関連記事)。削除時点で19万本以上を売り上げており、ワークショップへの対応も計画されていた矢先の出来事であった。また当時、デベロッパーのEmprom Gameは、本作の続編にあたる『Bio Prototype 2』の開発を進めている最中であり、同作のストアページも削除となった。
両作のストアページ削除と販売元のBANを受けて、Emprom Gameはまず『Bio Prototype 2』を『バイオウィーバー』に改題し、自らを販売元として今年11月にリリースした。そして今回は、その前作に当たる『バイオプロトタイプ』の方も復活させる形だ。
『バイオプロトタイプ』は、1月20日にPC(Steam)向けにリリース予定。現在は無料のデモ版をプレイ可能。また、続編にあたる『バイオウィーバー』は1月28日までの期間、32%オフの578円(税込)にて購入可能となるセールを実施中だ。