モンスター収集バレーボールRPG『Beastieball』11月13日にSteam早期アクセス配信開始へ。集めたモンスターでチームを作り、ターン制バレーボールバトル

パブリッシャーのKlei Publishingは11月2日、Wishes Ultd.が手がけるバレーボールRPG『Beastieball』の早期アクセス配信を11月12日に開始すると発表した。

パブリッシャーのKlei Publishingは11月2日、Wishes Ultd.が手がけるバレーボールRPG『Beastieball』の早期アクセス配信を11月12日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページによると、日本では時差の関係で11月13日配信となるようだ。

本作は、スポーツが大好きなBeastieと呼ばれるモンスターたちを率いて冒険し、バレーボールでのターン制バトルをおこなう作品だ。シングルプレイのキャンペンモードに加え、オンライン対戦モードも用意される。

『Beastieball』に登場するBeastieは、スポーツを通じて友情を築いたり争いごとを解決したりよう進化したモンスター。プレイヤーはコーチとなり、そんなBeastieたちと共にオープンワールドの世界を冒険する。各地にはランク持ちのコーチがおり、彼らに挑戦して勝利し、自身のランクを上げながら物語を進めていくのだ。

本作のバトルは、Beastieのチームによるバレーボールでおこなわれる。チームは5体で構成され、そのうち2体を試合に出場させる。試合はターン制で進行し、ボールのあるオフェンス側は、移動やパス、パワーアップといったアクションをおこなったのち、相手コートに向かってスパイクを打ち込む。なお、コートには4つのエリアがあり、前列にいるBeastieは攻撃力が、後列では防御力が強化される。

一方のディフェンス側は、自陣内のどのエリアにスパイクが打たれるかを予測して移動したり、特別なアクションを選択したり、選手を入れ替えたりして守りを固める。スパイクは縦横の列単位で狙われる格好となり、誰もいないエリアに打たれたら失点だ。また、レシーブに成功した場合は攻撃に転じることができるがスタミナが減少し、スタミナがゼロになるとレシーブに入っても落球してしまう。


各Beastieには、Body・Spirit・Mindという3つの項目に分けて、攻撃および防御のステータスが存在。つまり、3つの属性における長所と短所が設定され、対戦相手のBeastieとの相性が出てくる仕組みだ。他方で、チームスポーツらしい要素も取り入れられており、一緒に出場したBeastieのペアは徐々に絆が深まっていき、試合中に特別なコンボを発動できるようになるという。

試合に勝利した場合には、一定の条件を満たしていると、相手チームのBeastieを自チームにリクルートできる。その条件はBeastieの種類ごとに設定され、最初は隠されているが、対戦を重ね研究することで明らかになるとのこと。

またリクルートする場合には、そのBeastieにユニフォームを提供する。ユニフォームは特別なアイテムである模様。本作には多数のBeastieが登場するが、誰に貴重なユニフォームを渡すか吟味することになるのかもしれない。なおオンライン対戦モードでは、シングルプレイモードで編成したチームでプレイ可能だ。


本作の開発元Wishes Ultd.は、インディー開発者Greg Lobanov氏が設立したスタジオで、ほかの開発者とのコラボを前提として活動。これまでには、『Chicory: A Colorful Tale(チコリー 色とりどりの物語)』や『Wandersong』を手がけ非常に高い評価を得ている。本作『Beastieball』については、今年6月にKickstarterにてクラウドファンディングが実施され、その成功を受けて開発が続けられており、また『Don’t Starve』などで知られるKlei Entertainmentが販売元を担当することとなった。

本作の早期アクセス配信開始時点では、100種類以上のBeastieが収録され、シングルプレイモードはひととおりプレイできる状態となる見込み。オンライン対戦モードも用意される。そしてさらに開発が進められるなかで、新たなBeastieやボス、イベントなどを追加していくという。正式リリース時期は、2025年末かそれ以降となる計画である。

『Beastieball』は、PC(Steam)向けに11月13日に早期アクセス配信予定。また、体験版が現在配信中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

記事本文: 6874