マルチ対応ヒゲ乱闘アクション『Beardbarians』発表。最大4人対戦可能、長い“ヒゲ”を使って相手を場外へふっとばす


デベロッパーのSquareSweets Gamesは9月5日、2D乱闘アクションゲーム『Beardbarians』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Beardbarians』は2D乱闘アクションゲームだ。ソロプレイの他、2人から最大4人でオンライン対戦が可能。対戦は横幅の限られている足場上で行われ、ダメージポイントが大量に蓄積すると次の被弾で画面外に吹き飛ばされてしまい、ハートが一つ減る。ハートを3つ失ったらゲームオーバーとなる。勢いよく画面外に吹き飛ばされたら1敗となるルールは、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズを彷彿とさせるものとなっている。


本作には複数のプレイアブルキャラクターが用意されているが、そのいずれもが長いヒゲをたくわえている。そして、このヒゲを使って攻撃や防御を行うのが本作の最大の特徴といえるだろう。ヒゲを使うと掴み・ブロック・攻撃を行うことができ、この三つの行動は三すくみの関係となっている。つまり、掴みはブロックを崩し、ブロックは攻撃をいなし、攻撃は掴みに勝つという関係性にあるのだ。どのキャラクターにとってもこれらの行動は共通の基本動作であるため、まずはこの三つの動作を的確に使いこなすことがキャラクターコントロールを身につける第一歩となるだろう。


また本作のキャラクターは、走る・ジャンプ・ダブルジャンプの動作も行うことができる。これらは相手の懐に飛び込むときや、回避に活用できそうだ。さらに、キャラクターにはそれぞれ特性と固有の攻撃方法も備わっている。重量が軽く高い機動力を持つものや素早くはないが攻撃射程が長いもの。火の玉を飛ばすものや電撃を扱うもの、罠を設置できるものなど多種多様だ。チュートリアルモードでは各キャラクターの操作を試すことができるため、実戦に挑む前にチュートリアルを活用して自分に合ったキャラクターを探したり、対戦相手の弱点を研究するとよいとのこと。バトルアリーナではアイテムも出現するので、ピンチのときでもアイテムをいち早く入手して強化することが逆転の鍵になるかもしれない。


本作はオンラインの乱闘アクションゲームだが、ソロもしくはフレンドとの協力でゴブリンの襲来に対抗するタワーディフェンスモードを遊ぶこともできる。この「宝石を守る(Protect the Gem)」モードにおいては、フィールド上に絶え間なくゴブリンが出現し、プレイヤーは宝石を奪われないよう防衛する必要がある。フィールド上にはアップグレードアイテムが出現することもあり、プレイヤーだけでなくゴブリンもこれを獲得することが可能だ。そのため、迫り来るゴブリンを次々に撃破しなければならないだけでなく、ゴブリンよりも先にアップグレードをアンロックして自分を強化したり、フィールドを有利な構造に変えたりする必要があるようだ。クイックマッチで対戦をするのも、友達と協力してタワーディフェンスを楽しむのも盛り上がりそうだ。


デベロッパーのSquareSweets Gamesは個人ゲーム開発者Matthew Collier氏によるゲームスタジオだ。現在氏は、『Beardbarians』を含む複数のゲーム開発や移植プロジェクトに取り組んでいるとのこと。『Beardbarians』は、SquareSweets GamesがSteamに配信する初の作品となる予定。現在、itch.ioにて本作のデモ版が配信中だ。

『Beardbarians』はPC(Steam)向けに9月配信予定。