バンダイナムコHD海外子会社にて、元従業員の不正行為が発覚。約5億円を不正に詐取

バンダイナムコホールディングスは7月25日、香港子会社BANDAI LOGIPALの元従業員による不正行為について報告。元従業員は、約5億円を不正に詐取していたとのことだ。

バンダイナムコホールディングスは7月25日、子会社BANDAI LOGIPALの元従業員による不正行為について報告した。元従業員は、約5億円を不正に詐取していたという。

BANDAI LOGIPALは、バンダイナムコホールディングスの100%子会社であるバンダイロジパルの香港子会社だ。玩具のフォワーディング業務など物流事業を手がけている。

今回の発表によると、BANDAI LOGIPALでは2023年9月に実施した内部監査での指摘を受けて、直ちに社内調査を実施。その結果、ある従業員が2021年から2023年にわたって取引先などと共謀し、同社から約5億円の金員を不正に詐取していたことが判明したという。これを受けて同社は現地捜査当局に通報し、同従業員は2024年1月16日に逮捕され、現在も捜査が継続中とのこと。また同社が、本件について2024年3月18日に民事提訴したことも明らかにされている。

同社は、逮捕と同日に当該従業員を懲戒解雇。また、本件不正行為に対する管理監督責任を明確にするためとして、BANDAI LOGIPALの取締役3名、および親会社バンダイロジパルの代表取締役を含む常勤取締役6名に対し、報酬減額などの処分を実施したとのこと。

バンダイナムコホールディングスは、バンダイナムコグループ行動規範を制定し、eラーニングやその他の機会を通じ、コンプライアンス意識の徹底を推進してきたという。同社は、今回の不正行為の発生を厳粛に受け止めているとし、グループ一丸となって再発防止に取り組むと共に、コンプライアンス意識のさらなる徹底をはかっていくとした。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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