『Uncharted 4』をPS4のフォトモードでプロ写真家が撮影、スクリーンショットというアートの世界

Steamの「F12」キーやPlayStation 4のシェア機能をはじめ、ゲームのスクリーンショットを保存・共有するという文化は、ソーシャルネットワークの普及に伴い随分と身近なものになった。『The Elder Scrolls』や『Fallout』シリーズのオープンワールドを撮影目的で散策したことのあるユーザーも多いのではないだろうか。そんな中、『Uncharted 4』の風光明媚かつ写実的なグラフィックを、著名な写真家がPlayStation 4のフォトモードを使って撮影したスクリーンショット集が、SNSで脚光を浴びている。ゲーム映像をプロのアングルで写し出した写真集からは、スクリーンショットというアートの世界が垣間見える。

 

スクリーンショットはアート

『Uncharted 4: A Thief’s End』(邦題:アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝)は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントから、5月10日に発売されたPlayStation 4専用アクションアドベンチャーゲーム。開発元は『The Last of Us』でも大ヒットを記録したNaughty Dogで、スピンオフ作品を含めるとシリーズ5作目となる。その中でも本作は最終章に当たり、主人公「ネイサン・ドレイク」最後の冒険を過去最大のスケールで描いている。また、シリーズ初のPlayStation 4タイトルとして、キャラクターの毛穴や血管まで垣間見えるほど進化したグラフィック表現は、現行プラットフォーム屈指の秀麗さといわれている。

そんな映画さながらのグラフィックをPlayStation 4のフォトモードで本格的に撮影しようと試みたのは、ロサンゼルス周辺を拠点に活動する写真家Ray Soemarsono氏。アメリカの写真雑誌で、世界のウエディングカメラマン10人に選ばれるほどの実績の持ち主だ。同氏は『Uncharted』シリーズの大ファンでもあり、中でも本作はこれまでプレイしたどんな作品よりも美しいゲームだったと絶賛している。「これをNaughty Dogがコンソールでやり遂げた技術力は驚異的というほかない。フォトモードの追加は私のような写真家にはありがたいものだけど、ゲームプレイにとっては呪いのようなものだ。プロローグからエピローグまで、まさにスクリーンショットを撮るためにおよそ10秒毎に一時停止したから、プラチナトロフィーを達成するのにすごく時間がかかったよ」。なお、Mac上ではテレビ画面で見るよりスクリーンショットが暗かったため、唯一、輝度に加工を施したとのこと。

※スクリーンショット内に壮大なネタバレ注意

Uncharted 4 Photo Mode (SPOILERS!)

スクリーンショットの撮影に情熱を燃やすアーティストといえば、他にもDead End Thrillsが挙げられる。スクリーンショットを通じてゲームクリエイターやエンジニアの才能を賞賛するという目的で、風景からキャラクターまで様々な写真を展示している。それらは全て、見過ごされがちな最先端技術の奥深さに光を当てるため、Photoshopなどの外部ツールを用いた画像加工は一切施されていない。直にキャプチャしただけの“生のゲーム画像”だ。Bethesda SoftworksやElectronic Arts、スクウェア・エニックスといった名だたるパブリッシャーを顧客に抱えており、まさにアートとしてのスクリーンショットを体現しているといえる。なお、投稿されている全てのスクリーンショットは、ブログ・論文・講義・プロフィールページといった非営利目的の使用に無償で提供されている。

今やスクリーンショットの撮影や共有も、ゲームの醍醐味の一つとなりつつある。特に、キャラクターの容姿を自由にカスタマイズできるロールプレイングゲームや、広大な世界に風光明媚な景色が広がるオープンワールドタイトルでは、クエストの攻略そっちのけでスクリーンショットの撮影に没頭したことがあるユーザーもいるのではないだろうか。筆者も、『Fallout 3』や『Fallout: New Vegas』に画質改善ModやキャラクターのポーズModを大量に入れて、ウェイストランドの撮影会ツアーに出かけたことがある口だ。気に入った画像を加工してスマートフォンの待受画像を作ったこともある。PC版『ファイナルファンタジーXIII』のムービーパートでは、数秒毎に撮ったスクリーンショットをスライドショー形式にして今もPCの壁紙に設定している。スクリーンショットはアートである。

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