“臓器”で動くグロ工場自動化シム『Biofactory』Steamにてお披露目。ベルトコンベアならぬ腸コンベアが連なるバイオ工場運営ゲーム

Bioreactor Studiosは1月27日、『Biofactory』のPC(Steam)向けストアページを公開した。設備が“臓器”でできた、工場自動化シミュレーションゲームだ。

デベロッパーのBioreactor Studiosは1月27日、工場自動化シミュレーションゲーム『Biofactory』のPC(Steam)向けストアページを公開。本作のゲーム概要を発表した。

本作は、ダークな世界観のなか、バイオテクノロジー企業の工場を建設する作品だ。使用する工場設備が鉄の機械ではなく、“臓器”であることが特徴となる。

『Biofactory』にてプレイヤーは、有機性の資源を採掘・収集し、それを原料として工場で各種処理をおこない、また作業を自動化させながら、工場をさらに拡大させていくことを目指す。サイドビューのゲーム画面が採用され、グリッド上に工場設備である臓器を配置するかたちでプレイする。敵やプレッシャーは存在しないと案内されているため、気楽に楽しめるゲームプレイとなるのだろう。

原料となる資源は工場の側で入手できるようで、肉の塊のようなものが供給。まずはそれを工場内に運ぶ必要があり、ベルトコンベアならぬ腸コンベアをつなげていく。入口部分に口のついたモジュールを、出口部分には排泄モジュールを配置することで、任意の方向へ資源を送り出すことができるようだ。

工場内では、運ばれてきた資源をやはり臓器を使って加工する。たとえば胃のような臓器を通すと、脂肪分による燃料を抽出可能。同時に、副産物としてガスや粘性物質も生成され、それぞれ別の出口から排出される。そうした加工用の臓器は、別に配置した心臓からエネルギーを供給して稼働させる。工場を自動化させるうえでは、エネルギー管理は重要な要素のひとつとなる模様である。

上述したガスや粘性物質は廃棄物扱いとされ、腸で運び工場の外へ排出するなど適切に処理することが求められる。一方で、特に粘性物質に関してはまだ価値ある栄養が残されていることがあり、一旦保管しておいたり、さらに精製してリサイクルしたりできるという。本作には技術研究要素も用意されるようで、ゲームを進めるなかで新たな臓器をアンロックし、工場を拡張させていくことになるのだろう。

『Biofactory』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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