勝手に冒険オートバトル育成RPG『KinPath』Steam向けに正式発表。プレイヤーが決めるのは進行ルートだけ、あとはカエルが世界を巡って育って戦う


デベロッパーのTurtle Knight Gamesは11月11日、オートバトラーRPG『KinPath』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamストアページ表記によると、日本語にも対応予定とのこと。

『KinPath』は、プレイヤーが設定した進行ルートに沿って冒険を進めるカエルが主人公の戦略的RPGだ。プレイヤーはフィールドマップ上に線を引く形で、探索の進行ルートを設定し、設定が済んだ後にカエルがマップを歩く。戦闘が発生した場合は、オートバトルで勝敗が決まる。

本作には、ほとんどコマンドを入力する場面がないという。フィールドマップはセルに分割されており、プレイヤーは「どのセルを経由するか」というルートの構築のみを行う。たとえば、建物のあるセルでアイテムを回収したりステータスパラメータを上昇させる育成を行ったりする。ステータスパラメータとしては、STR・AGI・INTが存在する。これらの数値によって、主人公の攻撃力や敏捷性、打たれ強さが決まる。ランダムなセルで敵とのエンカウントがあり、ここでもプレイヤーがコマンドを入力することはなく、バトルは自動で進行。バトルが発生するまでに、十分な強さやアイテムなどのリソースを確保できているかが重要となる。


本作では、入ったばかりのマップは雲のようなものに覆われていて、全体を見ることができない。雲で隠れているセルの近くまで進むことにより、一定範囲の視界が開けるという仕組みのようだ。ルートを構築する上で、どこにどのような施設が配置されているかはしっかり把握しておきたい。しかしながら、雲に覆われていて見えないのでは計画を立てにくい。なるべく歩数を無駄にしないようにしつつも、マップの見えない部分を解放し、育成も同時に行っていく工夫が必要になりそうだ。


本作の主人公カエルは世代交代を行い、財産を相続する。更に、クエストをこなすことでスキルを上達させることもできるので、何世代も相続と継承を経たカエルは強くなることだろう。本作には、オンラインPvPで他のプレイヤーカエルと対戦するモードも存在するようなので、育成した自慢のカエル同士をアリーナで戦わせて楽しむこともできる。


本作のデベロッパーであるTurtle Knight Gamesはドイツのヘッセン州に拠点を置くインディーゲーム開発スタジオだ。これまでに、ローグライクとサッカーを融合させたアクションゲーム『Footgun: Underground』をSteamにて配信し、本稿執筆時点で84件中89%好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。同作ともひと味違う、特徴的なゲームシステムの新作として『KinPath』が打ち出されるかたちだ。

『KinPath』はPC(Steam)向けにリリース予定。