『A列車で行こう9 トレインコンストラクション』発表、『9』本編と共にSteam向けに発売へ。シリーズ新展開はなんと「自分だけの鉄道車両」を作れるモデルソフト

アートディンクは7月24日、『A列車で行こう9 トレインコンストラクション』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、11月21日に発売するという。『A列車で行こう9 Version5.0 コンプリートパックDX+』もまたSteamで同日に発売予定だ。

アートディンクは7月24日、『A列車で行こう9 トレインコンストラクション』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、11月21日に発売するという。価格は税込6380円。また、『A列車で行こう9 Version5.0 コンプリートパックDX+』もまたSteamで同日に発売予定だ。

『A列車で行こう』は、アートディンクが手がける都市開発鉄道会社経営シミュレーション。直接区画やエリアを設置し発展させていく他の都市開発シミュレーションゲームとは異なり、鉄道会社の運営を通じて間接的に都市を発展させていく。それゆえに、鉄道会社経営だけでなく、地域発展や開発などとも関わりが深いゲームである。

A列車で行こう9 トレインコンストラクション』は、オリジナル車両を作る3D鉄道車両モデルカスタムソフトだという。車両の形やペイント、細かいパーツの付け方まで一からデザイン可能。作った列車は走らせて、写真を撮って、他のユーザーと共有できるという。


車両の形状は65種類。通勤系から蒸気機関車、貨物列車に特急列車、さらには路面電車まで。幅広い用途と年代を網羅。装備パーツは、ライト(サイズ変更可)、スカート、警笛、空調機、パンタグラフ、ヘッドマーク(ペイント可)、転落防止幌、床下機器、貫通扉、〈蒸気機関車専用〉除煙板、砂箱、鐘、煙突をカスマイズ可能だという。ステッカーを組み合わせたラッピングや日本語、英語、数字テキストや自作の画像(SVGファイル)も使用可能。窓の設置や編成も自由自在だという。

こうした作成した列車は、試運転モードで走っているのを眺めることができるそうだ。都会、郊外、田舎、宇宙のマップを舞台に、時間帯や車両方向などを自由に設定し、さまざまな視点のカメラをもって撮影可能。作るだけでなく、走らせられるわけだ。また、作った車両については『A列車で行こう9』本編にインポート可能なほか、Steamワークショップを通じたアップロードやダウンロードもできるそうだ。


また『A列車で行こう9 トレインコンストラクション』の発表にあわせて、『A列車で行こう9』本編のSteam版発売も決定。『A列車で行こう9 Version5.0 コンプリートパックDX+』として同日11月21日にリリースされるそうだ。コンプリートパックDXは内容としては、『A列車で行こう9』本体に加え以下のバージョンおよび追加キットなどを収録しているという:

・「A列車で行こう9 Version5.0 ファイナル」
・「A列車で行こう9 Version4.0 マスターズ」
・「A列車で行こう9 Version3.0 プレミアム」
・「A列車で行こう9 Version2.0 プロフェッショナル」
・「A列車で行こう9 Version5.0 車両キット2nd」
・「A列車で行こう9 Version5.0 車両キット」
・「A列車で行こう9 JR東海パック」
・「A列車で行こう9 建物キット2nd」
・「A列車で行こう9 建物キット」

価格は税込1万6280円となかなかするものの、膨大な量のコンテンツや車両などが収録されているわけだ。同作はSteam以外で販売されており、ついにこのたびSteamでついにリリースされることになる。『A列車で行こう』シリーズはこれまでSteamで販売されていたが、KOMODOがパブリッシングするかたちが多かった。今回のSteam展開はアートディンク自ら展開するかたちとなっており、Steamリリースの意気込みが伝わってくるだろう。


A列車で行こう9 トレインコンストラクション』および『A列車で行こう9 Version5.0 コンプリートパックDX+』は、Steam向けに11月21日発売予定だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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