オープンワールド原始時代サバイバル『ASTROBOTANICA』発表。30万年前の地球に不時着した宇宙人が、植物を求めてサバイバル生活


デベロッパーのSpace Goblin Studioは8月29日、サバイバルゲーム『ASTROBOTANICA』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。なお本作の早期アクセス配信は2025年に開始する予定。

本作はオープンワールド世界で繰り広げられるサバイバルゲームだ。舞台となるのは原始時代の地球で、主人公は「Xel(ゼル)」と呼ばれる地球外生命体だ。Xelは原始時代の地球よりも発展した星で生まれ育ち、植物への深い知識を持っている。貴重な植物の種を採取するために地球にやってきたXelだったが、事故により宇宙船が不時着してしまった。故郷から遠く離れた地球という惑星で、Xelはサバイバル生活を送ることになる。


原始時代の地球は自然豊かな環境だが、地球外生命体のXelが生き延びるためにやらなければならないことは多岐にわたる。食料の採取をはじめ、Xelの呼吸に必要な植物由来の二酸化炭素の供給も確保しなければならない。Xelは地上を調べるのに役に立つスキャナーを持っており、物体がXelにとって有害か無害であるかを判別できる模様。これを使い、地球でのサバイバルに必要な物を探していくようだ。

また採取のほかには、土を耕して植物を栽培する環境を構築可能。さらに植物から採取した材料と水を混ぜてポーションを作成するといった、さまざまな要素も実装されているようだ。

さらに本作では、ネアンデルタール人と交流することができる。コミュニケーションをとるための言語を学び、ネアンデルタール人が病気になったときはポーションを作って与えることも。病気を治すことができれば、ネアンデルタール人からお礼として建築資材や道具などがもらえるようだ。宇宙人であるXelにとって、現地人と友好関係を築くことは、サバイバル生活の充実にもつながるだろう。


本作は早期アクセスとして配信予定。早期アクセス開始時点では4つの島を巡り、サバイバル生活をおこなうことができるという。また農業や探索など、ゲームプレイにおける主要な要素もすでに実装されているそうだ。正式リリースまでは最長2年ほどかかると予定しており、それまで生物や植物の追加がおこなわれるとのこと。さらにはマルチ協力プレイの実装も新機能として追加されるようだ。


本作の開発を手がけるSpace Goblin Studioは、ポーランド・ワルシャワに拠点を置くスタジオ。『Dead Island Definitive Edition』や『ダイイングライト』などに携わったクリエイターが在籍している。『ASTROBOTANICA』は、2024年に設立された新興スタジオのデビュー作品という立ち位置ではあるものの、業界経験者のベテランによって開発が進められているかたちだ。

『ASTROBOTANICA』の早期アクセスは、PC(Steam)向けに2025年にスタートする予定。なおストアページの説明によれば、価格は未定ながらも、早期アクセス配信期間中に本作を購入した場合は、追加費用なしで製品版へ移行できるそうだ。