PS5新作『アストロボット』には、ミニ『サルゲッチュ』が収録。ただの友情出演じゃないガチめの「サルゲッチュ」


PS5向けに発売された『ASTRO BOT(アストロボット)』に、『サルゲッチュ』要素が収録されているとSNS上で話題となっている。『アストロボット』シリーズには、PlayStationに関連したさまざまなキャラや要素が友情出演しているが、それに留まらないガチめな仕様となっている。

『アストロボット』シリーズは、日本を拠点とするTeam ASOBIによるフランチャイズ。VRゲーム『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』やPS5同梱の『ASTRO’s PLAYROOM』など、ハードウェアの機能をふんだんに使っている、かつクオリティの高いゲームをリリースしてきた。『アストロボット』は、PS5向けの最新作となっており、PS5の機能をふんだんに使った楽しげな三人称視点のアクションゲームが展開される。

『アストボロット』は先日9月6日に発売されたばかりであるが、同作に『サルゲッチュ』を遊べるギミックが報告されている。『サルゲッチュ』が遊べるステージは、「ゴリゴリ銀河」ワールドのステージ「ピポピポ ピポゲッチュ」。序盤のワールドなので、少し遊べばすぐにたどり着けるだろう。


ピポピポピポゲッチュでは、なんとプレイヤーとなるアストロが、『サルゲッチュ』のガチャメカである「ゲットアミ」を入手。ピポサル……に扮したアストロたちを捕まえていく。R2を押せばゲットアミを振ることができ、サルレーダーで索敵可能。あげくのはてには天敵となる『サルゲッチュ』シリーズのキャラも登場する。

【UPDATE 2024/9/8 23:20】
キャラクターの名称を修正

あくまでステージ内のギミックのひとつではある。しかしながら、他のPSタイトルのキャラは被り物やスキン、フレーバーなど含めたほんのり友情出演なのに対して、『サルゲッチュ』については専用のシステムや仕様が用意されており、かなり本格的に『サルゲッチュ』シリーズに近い体験ができる。ステージそのものは短いが、シリーズのコアの楽しさは間違いなく再現できているだろう。


『サルゲッチュ』はSCE(現SIE)の看板シリーズのひとつだった。デュアルショック専用ソフトとして、キャッチーなCMやコミカルなテイスト、そして意外と手強い難易度の新規IPとして人気を博した。PSタイトルにはカメオ出演することはあるものの、2000年代後半からシリーズ展開は止まっており、2011年以降『サルゲッチュ』を冠した新作は出ていない。もともと『サルゲッチュ』シリーズは欧米展開されてないゲームも多く、グローバルIPとは言い難い。グローバル展開を軸とする今のSIEから新作『サルゲッチュ』がリリースされるのを想像することは難しいかもしれない。

そんな中、かつて『サルゲッチュ』シリーズを開発していたSIEジャパンスタジオのDNAを受け継ぐTeam ASOBIが手がける『アストロボット』から、「ぷちサルゲッチュ」とも呼べるギミックが登場するのは興味深い。またこのピポピポ ピポゲッチュステージについては、シンプルに出来がよく、短いステージながら何度も遊べる。なお『アストロボット』では、『サルゲッチュ』ステージに限らず、各ワールドの最後に、PSゲームのギミックをガチめに取り入れたステージが登場する。各ワールドの最後のステージが、何をオマージュしたものか、期待しながら遊ぶのも楽しいだろう。

『アストロボット』は、PS5向けに発売中である。