6月2日にSteam早期アクセスにてリリースされた恐竜サバイバルMMO『ARK: Survival Evolved』が、発売からおよそ1週間で40万本を販売し、売上1000万ドルを突破していることが明らかとなった。期待の恐竜サバイバルゲームは、日本円にしておよそ1億2000万円の売上を一週間であげたことになる。開発のStudio Wildcardの創設メンバーJesse Rapczak氏が、海外メディアgamesindustry.bizの取材を通して明らかにしている。
開発費をすでに回収
Rapczak氏は「我々はまだゲームを開発している途中だし、それに付随して大量のコストも発生するので、利益について語るのはまだ早すぎるよ。ただ販売してからの収益は、すでに過去7か月分の開発費150万ドルを回収している」とコメントした。同じく人気のゾンビサバイバルゲーム『DayZ』のスタンドアローン版は、リリースされてから24時間で17万本を売り上げ、わずか1か月でミリオンを記録している。あらためてサバイバルゲームの人気の強さを見せつけられた感覚だ。
Rapczak氏は「メインゲームの80パーセントは完成しているし、数百時間におよぶゲームプレイはすでにある。残っているのはプレイヤーからのフィードバックとバランス調整だけだ。コミュニティにModツールを手渡したら、さらにコンテンツを増加させるかもしれない」と、『ARK』の今後の見通しを語っている。
『ARK: Survival Evolved』の現時点の価格は2980円だが、6月22日までスペシャルプロモーションとして2473円にて販売されている。Steam早期アクセスでの開発を通して、今後ゲームの価格はアップしてゆく見通しだ。フルリリースは2016年6月が予定されており、PCのほかPS4とXbox Oneでの発売も視野に入れられている。