恐竜サバイバル『ARK』、部族の誇りを賭けて戦う公式大会が開催。最後まで生き残ったチームには「2.4万ドル」の賞金
開発スタジオStudio Wildcardは、恐竜サバイバルゲーム『ARK: Survival Evolved』(以下、ARK)の公式大会「Survival of the Fittest: The Last Stand」を正式発表した。現地時間の9月24日から10月24日までの1か月間、総勢230人のプレイヤーたちが生存戦争に挑み、最後に生き残ったチーム(部族)が優勝となる。今年8月1日に開催されたトーナメント「ARK: Survival of the Fittest」から2回目となる公式大会で、今回の賞金総額は前回の3万5000ドルを超える6万ドルにものぼる。
1チーム6人、部族の誇りをかけて
「Survival of the Fittest」は、恐竜サバイバルゲーム『ARK』のModツールと共にリリースされた対戦マルチプレイヤーモードだ。プレイヤーたちは一斉にマップ上に降り立ち、恐竜の住む島でサバイバル生活を営みつつ、最後の1チームになるまで殺し合いを続けてゆく。いわゆる「バトル・ロワイアル」や「ハンガー・ゲーム」のようなゲームモードである。サバイバルゲーム『DayZ』や『H1Z1』でも同様のゲームルールは存在するが、開発スタジオみずからが賞金を設定して開催しているのは『ARK』だけ。もちろん、恐竜ありのハンガーゲームが楽しめるのも本作だけだ。
「Survival of the Fittest」モードでは一部本編とは異なる要素が盛り込まれており、たとえばゲームの進行を早めるため、クラフティングや恐竜の餌付けなどのシステムは簡略化されている。死亡したプレイヤーの名前と顔が空に写しだされたり、巨大なボス恐竜が出現したり、酸性雨が降るかアイテムが配布されるかなどを投票で決定するといった各種イベントも存在する。
YouTubeやTwitchでは前回大会の映像が多数アップロードされており、気になったユーザーはそちらをチェックするのもいいだろう。マップに降り立った際、有用なアイテムが配置されている中央の平地を目指すか、安全のため森の中へ逃げるかといった戦略性もある。またマップはドーム状で徐々に縮むため、いつまでも逃げ続けることはできない。
海外メディアRock, Paper, Shotgunが報じたところによれば、今大会は総勢230人のプレイヤーが参加するという。すでに70人の有名配信者たちが参加予定で、残り160人の枠は一般プレイヤーにも開放されている。優勝したチームには2万4000ドル、準優勝のチームには1万2000ドル、3位のチームは6000ドルが授与される。また230人の参加者全員に100ドル分のSteamギフトカードがプレゼントされるという。さらに入賞した上位3つのチームは、特典アイテムも与えられる。
予選ラウンドは現地時間の9月24日から始まり、10月15日までに合計9日開催。いずれの日も午前12時から午後8時まで開催される。10月17日と10月20日には、総勢160名による優勝チームの決定戦が繰り広げられる。