パブリッシャーのPanicは7月30日、戦略アクションゲーム『Arco』を8月15日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch。Steamストアページによると、日本では時差の関係で8月16日配信となるようだ。
本作は、4人の主人公による復讐劇を描く作品だ。バトルにおける、同時ターン制なるシステムが特徴のひとつとなっている。
『Arco』では、レッド・カンパニーと呼ばれる一味への復讐を目指す4人の主人公それぞれの視点からプレイする。基本先なゲームの流れとしては、拠点などでクエストを請け負い、ワールドマップから目的地へと向かってバトルなどをこなしていく。緑豊かな森や、広々とした平原、灼熱の砂漠など、さまざまな環境のステージが用意される。
敵とのバトルは俯瞰視点でおこなわれ、プレイヤーは主人公の移動や攻撃などのアクションを指示して戦う。たとえば近接攻撃のパンチや、遠距離攻撃の弓矢などの攻撃スキルがあり、Magiaと呼ばれるリソースを消費して発動可能。移動をするとMagiaが1つ回復し、その場で1ターンとどまると3つ回復するため、Magiaを管理しながら戦うことが求められる。ステージによっては、Magiaを回復できる植物が配置されていることもある。
本作のバトルでは、主人公と敵が交互にアクションするのではなく、同時に行動を起こす同時ターン制システムが採用されている。敵の次のアクションや移動先はあらかじめ確認することができ、その情報をもとに主人公側の戦略を立てるのだ。たとえば、敵の移動先へ先回りしたり、素早い攻撃スキルを割り込ませて敵の攻撃を潰したり、あるいは敵の攻撃を避けつつ間合いを詰めるルートを描いて移動したりといったことができる。
複数の敵を同時に相手にする場面もあり、先述したMagiaの管理も求められ、刻々と変わる状況にあわせた位置取りが勝利へのカギとなる。ゲームを進めるなかでは、仲間を雇って一緒に戦うこともできる模様。そしてバトルに勝利すると経験値を獲得し、それを消費して新たなスキルをアンロック可能。各種攻撃スキルや、基本ステータスを強化するものなど、さまざまなスキルがスキルツリーに用意される。
このほか、会話シーンにおいては返答についてたびたび選択が求められ、プレイヤーの判断によって主人公のGuilt(罪悪感)ステータスが増減。罪悪感が高まると物語の行方に影響が及ぶため、慎重に選択することが大事になるそうだ。
本作を手がけるのは、アーティストのFranek Nowotniak氏やMax Cahill氏、サウンドデザイナーのJosé Ramón García氏、クリエイティブディレクターのAntonio Uribe氏というインディー開発者らによるチームだ。それぞれ遠く離れた国で暮らし、いくつもの作品に携わってきたクリエイターたちで、本作のためにチームを結成したとのこと。
『Arco』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch向けに8月16日配信予定だ。Steamでは、ゲーム本編の序盤をプレイできる体験版が配信中。なお、Nintendo Switch版の日本でのリリースの有無については、現時点では不明である。