ながら見どうぶつ銭湯運営シム『アニマルスパ』が癒されると大人気。ゆるかわ動物キャラで賑わう銭湯を、自分好みにカスタマイズ

Sinkhole Studio/Moonlab Studioは5月14日、『アニマルスパ』を配信。本作はかわいい動物たちが訪れる銭湯を運営する放置系シミュレーションで、さっそく人気が集まっている。

デベロッパーのSinkhole Studio/Moonlab Studioは5月14日、風呂屋運営シミュレーションゲーム『アニマルスパ』を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は、さっそく高い評価を獲得し、多くのプレイヤーを集めている。

本作は、かわいい動物たちが訪れる銭湯を運営する、放置ゲームの要素のある作品だ。ゲーム内は日本語表示に対応。横長のゲーム画面が採用され、PCのデスクトップ画面の下部分にだけ表示させ、ほかの作業をしながら楽しむことができる。

『アニマルスパ』では、温泉の出る街の風呂屋の運営をおこなう。最初は小さな浴槽が1つだけ用意され、お客をもてなしお金を稼ぎながら、施設をさらに発展させていく。新たな浴槽などは自由に配置でき、その装飾などのカスタマイズも可能。浴槽ごとに、湯の温度を4段階で設定できるほか、泡マシンや薬草で特別な風呂を作ることもできるため、それぞれのお客の好みにあわせた風呂を用意することが重要だ。

施設内には、浴槽だけでなく洗い場や桶、体重計、ベンチなどさまざまなオブジェクトを配置でき、また壁画を飾ったり、床や壁の素材を変更したりして、自分なりの銭湯をデザインするカスタマイズが可能。さらに、浴室とは別に脱衣所や休憩エリアを作ったり、複数階で運営する拡張をしたりといったこともできる。

そうした施設のカスタマイズにはひとつひとつコストがかかるため、1人のお客からより多くの収益を得ることが大事。たとえば、休憩エリアに自動販売機や屋台などを配置すると、お客は利用時にお金を落とす。さらに、風呂で汗を流して休憩した後に、また風呂に入るお客が現れるようになり、滞在時間が増えることで収益アップが見込める。

本作にはこのほか、スタッフを雇える要素も用意。スタッフには、浴室の掃除やタオルの補充などの仕事を割り当てることができ、運営の自動化につながる。またスタッフを雇用しないと利用できない設備も存在する。キャラクターごとに、そうした仕事や接客、宣伝などのステータスが設定されているため、適材適所で仕事を割り当てると良いだろう。

本作は、PC(Steam)向けに昨日5月14日に配信。同時接続プレイヤー数を確認すると、これまでのピーク時には約4300人を記録しており、かなりの盛況ぶりである(SteamDB)。一方ユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約140件のうち92%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。人気であることに加え評価も高い。

レビューでは、豊富なカスタマイズ要素を利用しながら、それぞれのお客をもてなす銭湯運営が好評。同ジャンルの他作品と比べて、ゲームシステム的な目新しさがないとする意見も散見されるが、本作ののんびりとした雰囲気は評価されている。また、登場する動物キャラクターたちのかわいさも人気だ。

開発元Sinkhole Studio/Moonlab Studioは、高評価アクションゲーム『オグと秘密の森』を手がけたことでも知られ、キャラクターのかわいさは同作に通じるものがある。またMoonlab Studioは、ゆるかわ動物キャラの「LINE」向けスタンプを販売しており、本作の銭湯のお客にはそこから登場するものも。それらのファンが本作を楽しんでいる側面もあるようだ。

『アニマルスパ』は、PC(Steam)向けに配信中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

記事本文: 7198