未解決殺人事件推理ADV『泥舟と罪人』Steamにてお披露目。「悲劇のアイドル」と探偵が迫る、“ハッピーエンドなし”のデスゲーム
NONALCOHOL.は12月19日、デスゲームアドベンチャー『泥舟と罪人』のSteamストアページを開設したことを発表した。

インディーゲームサークルのNONALCOHOL.は12月19日、デスゲームアドベンチャー『泥舟と罪人』のSteamストアページを開設したことを発表した。
『泥舟と罪人』は、閉鎖された架空のゴーストタウン「クロガネジマ」で過去に起こった、未解決の猟奇連続殺人事件を題材にしたノベルゲームだ。本作は、東の大国「ハルネラ帝国」が舞台となっており、この事件によって狂わされた11名の登場人物の愛執と報復が描かれる。

『泥舟と罪人』では、両親の死の真相を求める主人公、琴葉が探偵の高良と協力し、事件の謎を紐解いていく。事件に関わる11名の当事者と対話して資料を読み解くことで、猟奇連続殺人事件の謎に迫ることになる。物語が進むと、事態は何者かの仕組んだ「私刑裁判」へと発展。繰り返される審議と処刑、悲劇の連鎖から真相を見つけ出さなくてはならない。
本作のストーリーは、探索やサイドストーリー、キャラクターの親密度といった、プレイ中の選択を通じて、事件の様々な側面が浮かび上がる仕組み。プレスリリースには「この物語に『ハッピーエンド』はありません」との一文もあり、ハードなストーリーが展開される予感だ。また一部のキャラクターには、親密度を高めることで到達できる個別エンディングがあるほか、関係性が変化すると、特別なエピソードも見れるという。

探索パートでは、訪れた場所でポイントクリック操作によって情報収集をおこなうシステムで、このパートで集めた情報は、その後の展開や選択肢に影響するとのこと。また物語が進むと、サイドストーリーも解放され、捜査資料や記事、他のキャラクターの視点で語られる物語を読むことができる。琴葉本人にはサブストーリーで得た情報は提示されないが、プレイヤー側が物語への理解を深めることができるというわけだ。
ちなみに琴葉にはステータス項目が設定されており、PERK(性格、資質)をセットすることで、そのパラメーターや容姿、選択肢などが変化する。PERKによる変化は、些細なものから分岐に関わるものまで様々で、ゲームが進行すると利用できるPERKが増加するそうだ。

なお『泥舟と罪人』は、12月27日に大阪にて開催されるゲーム展示会「大阪ゲームダンジョン」にて、最新デモが公開される予定だ。このデモには、一新された画面演出や新規追加シナリオが収録され、OP映像も初公開される予定。本作の体験版については、2月に開催された「東京ゲームダンジョン7」でも出展されていた。そこから、どのように進化を遂げたのか注目だ。
『泥舟と罪人』は、PC(Steam)向けに配信予定だ。
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