Steamローポリ自由冒険アクション『Angeline Era』ほぼ100%好評で会心のスタート。懐かしさと「探索のワクワク」が、冒険心をくすぐる

Analgesic Productionsは12月8日、ファンタジー3Dアクションアドベンチャー『Angeline Era』をSteamにて配信開始した。さっそく順調な滑り出しを見せている。

パブリッシャーのAnalgesic Productionsは12月8日、ファンタジー3Dアクションアドベンチャー『Angeline Era』の配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作は配信初日から順調な滑り出しを見せており、Steamで好評を博している。

『Angeline Era』は、ファンタジーアクションアドベンチャーゲームだ。精霊や人間、天使たちが暮らす場所「エラ」が舞台で、激しい嵐が吹き荒れる中で眠っている天使の母船「ソロネ」の秘密を解き明かして未来を手にするため、罠だらけの遺跡や太古の森、険しい山脈などを冒険する。

主人公のテッツ・キノシュタは元兵士の旅人で、天使であるアルカス・ジェミニと共に広大な世界を旅して「ソロネ」を目指す。ステージを進めることに物語が進行し、叶わぬ願い、衝撃的な裏切り、心を揺さぶる美しさが語られるという。またストーリーには、“アイルランドの神話、初期のキリスト教の哲学、日系アメリカ人の歴史”の要素が盛り込まれているそうだ。

戦闘では、敵との距離に応じて近接戦と銃による遠距離攻撃を使い分けて戦う。近接戦闘はタックルスラッシュ形式になっていて、相手に体当たりするだけでダメージを与えることが可能だ。ボス戦なども用意されており、タックルスラッシュの使い分けが勝敗のカギになる。

そんな本作は配信初日から大きな支持を受けている。本稿執筆時点のSteamユーザーレビューは230件中229件が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得しており、ネガティブなレビューは1件のみに留まっている(SteamDB)。

本作の特徴となっているのは、初代PlayStation時代を思い起こさせる見下ろし型のグラフィックや視点、タックルスラッシュを採用した戦闘といった点だ。さらに巧妙に構成されウィットが盛り込まれたレベルデザインや、程よく挑戦的な難易度設定も持ち味となっている。特にレベルデザインについては、山なら高低差が激しかったり、森林は曲がりくねった通路が多かったりと、それぞれの地域にマッチした設計になっている。没入感と、踏破した際の喜びを高める作りが支持を集めている恰好だ。

また、プレイヤー自身がステージ入り口をワールドマップ上で探すというシステムもユニークな点の一つ。これにより探索好きが喜ぶポイントを押さえつつ、世界を切り開く感覚をプレイヤーに与えることに成功している。多くの要素を高水準でまとめ、冒険好きなプレイヤーたちの心を掴んだ結果、さっそく多くの好評が集まっていると言えそうだ。

なお本作の開発を手がけたのは、Melos Han-Tani氏とMarina Kittaka氏のタッグだ。過去にはレトロなグラフィックが特色のアクションアドベンチャー『Anodyne 2: Return to Dust』などを制作(関連記事)。同作でも往年のローポリゴン作品のようなグラフィック・作風が堪能できる点が高い評価を受けており、今回の『Angeline Era』でもそんな両氏の手腕が発揮されているかたちだ。

『Angeline Era』はPC(Steam)向けに配信中。価格は税込3200円で、リリース記念セールとして12月23日まで20%オフとなる2560円でセール中。Steamストアページではデモ版も配信中。

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Satofumi Inoue
Satofumi Inoue

大作洋ゲーから、インディーゲーム、VR系まで幅広く遊ぶ雑食派。いろいろ遊びすぎて一つのタイトルに使える時間が減り気味なのが悩み

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