最大8人対戦・物理演算乱闘ゲーム『A Gentlemen’s Dispute』じわじわ人気高まる。紳士たちが“お上品”に相手を爆破、今ならほぼワンコイン

Blast Furnace Gamesは9月20日、『A Gentlemen's Dispute』をPC(Steam)向けにリリースした。

デベロッパーのBlast Furnace Gamesは9月20日、『A Gentlemen’s Dispute』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は記事執筆時点で『非常に好評』ステータスを獲得しているほか、ピークの同時接続プレイヤー数が1000人を超え、リリース後間もないながら盛況なようだ。

『A Gentlemen’s Dispute』は、最大8人でのマルチプレイ可能なPvPアクションゲームだ。プレイヤーは礼儀を重んじる“お上品”な紳士となり、栄冠を手にするため、最後の一人になるまでほかの紳士たちをバットや大砲でぶっ飛ばしていく。

対戦の舞台となるアリーナは物理演算ベースで、柱や桟橋などを破壊可能。そしてアリーナ内には、凶暴な人食いサメや暴走列車などのトラップが存在している。トラップから逃げ回りつつ、他プレイヤーを引っ掛ける立ち回りが重要となってくるだろう。プレイヤーはタックルなどの基本攻撃のほかに、アリーナ内に点在しているバットやバズーカ、火炎放射器に爆弾など、紳士にはおよそ似つかわしくないさまざまな武器も使用可能。それらを利用しつつ、他プレイヤーを打ち負かしていくのだ。

そのほか、プレイヤー達はラウンド終了ごとにユニークなパークを収集できる。「タックル時のダメージ2倍」といった基本的なスキルから、「プレイヤーを持ち上げて運搬できる」などといった飛び道具、「パークを複製できる」などの搦め手も存在しており、パーク同士のシナジーが楽しめるだろう。

本作は9月20日の発売から間もなく人気を得ることに。記事執筆時点で111件のユーザーレビューが寄せられ、98%の好評率で「非常に好評」ステータスを獲得している。そのほかSteamDBによるとピークの同時接続プレイヤー数は1015人であり、リリース後すぐ注目されている形だ。

本作はやはりその絵面の面白さが好評。本作ではプレイヤーが紳士でありながら、気品のかけらもないプレイングをすることが可能だ。アリーナの中では紳士や貴族のマナーなどは投げ捨てて、馬鹿げた争いを繰り広げることができる。また、物理演算ベースならではのユーモラスな挙動も魅力。爆弾でプレイヤーを爆破したときの吹っ飛びや、その吹っ飛びによって思いもよらないトラップが発動するなど、ドミノ倒しのように状況が展開していくさまがプレイヤーの笑いを誘っている。

そのほか、各パークの名前やテキストなど、貴族らしいウィットに富んだワードセンスも好評。例えば罠を一番近くのプレイヤーに飛ばすパークは「Bouncing Betty(跳ねるベティ)」であったり、プレイヤーキャラの残像を発生させられるパークが「Charlatan(山師)」だったりするなど、貴族らしい、迂遠でコミカルな比喩がなされている。

なお、本作は継続的なアップデートが計画されている。きたる「Halloween Update」では、新規アイテムやスキンの追加、ハロウィンならではの勝利エモートなどが追加されるとのこと。各種アップデートも期待できるだろう。

『A Gentlemen’s Dispute』はPC(Steam)にて配信中。日本語表示に対応しており、現在はリリース記念セールで10月4日まで545円で入手可能だ。

Haru Takitoh
Haru Takitoh

アクションゲームとゲーム音楽が好きです。一番好きなゲームは『アーマード・コア6』、衝撃を受けたゲーム音楽は『サルゲッチュ』。

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