新規50タイトルがSteam Greenlightを通過。トラップパズルゲーム『KTBG: Kill The Bad Guy』など
Steam での販売を目指すために開発者が自身のゲームを紹介し、ユーザーによる“いいね”やフィードバックを求める Greenlight にて、2月6日付で50タイトルが新たに通過しました。中でも『KTBG: Kill The Bad Guy』『Matador』『EPOCH』『Master Spy』は注目したいタイトルです。
『KTBG: Kill The Bad Guy』
命を狙われているとも知らずに歩き続ける“Bad Guy”を様々なトラップを駆使して暗殺する、いわば「想像力を働かせて息の根を止める」ようなパズルゲームです。気付かれないよう進路を妨害し、罠を仕 掛けて待ち伏せする時の興奮は、トレーラーを見るだけで伝わってきます。わずか2日でGreenlitしたことからも、『KTBG: Kill The Bad Guy』の斬新なアイデアが高く評価されたことがうかがえます。
開発はフランスのゲームデベロッパー Exkee で、過去にはモバイル向けの『Ghost Recon Network』や、5 vs 5の何でもアリなサッカー『Foosball / Metegol』などを手がけています。
『KTBG: Kill The Bad Guy』のリリース時期は2014年の5月が予定されており、PC/Mac/Linuxに対応予定。
『Matador』
戦車や二足歩行ロボットなど、様々なメックが登場する RTS です。『Matador』もGreenlight登場から2日で通過しています。2014年の2月1日に公開されたトレーラーは再生回数が4万を超えてお り、クラシックな雰囲気を感じさせるアイソメトリックビューと、細かく描かれたグラフィックが多くの方のハートをわしづかみにしたのでしょう。
メックだけでなく、搭乗するキャラクターや装備する武器も選ぶことができ、それらの組み合わせを考えながらステージクリアを目指す楽しさがありそうです。最新のものではありませんが、データ構造を見る限りでは想像以上のカスタマイズ要素があるのかもしれません。『Crusader: No Remorse』や『Syndicate』に影響されたとのことで、それらタイトルが好きだった方は期待しましょう。こちらの動画では、開発者の友人であるアーティスト Daimyo による Hip Hop と共に、『Matador』に登場する建造物を描く風景を見ることができます。
『Matador』のリリース時期は2014年の夏が予定されており、PC/Mac/Linuxに対応予定です。
『EPOCH』
ロボットだけが生き残った世界が舞台となる、三人称視点のカバーシューターです。2012年に iOS や Android 向けにリリースされ、タッチスクリーンに最適化された簡単な操作で爽快な銃撃戦を楽しめる点が評価され、モバイル向けのシューティングゲームの中でも人気 が高いです。PC 版ではコントローラーのサポートやグラフィックの向上、アプリ内課金も撤廃されるようなので、さらに快適に遊べると思われます。
『EPOCH』のリリース時期は2014年の初期が予定されており、PCに対応予定です。
『Master Spy』
スパイならではのトレンチコートに身を包み、姿を消して敵の目をかいくぐる2D型ステルスアクション(公式: stealth-based precision platformer)です。主人公は攻撃手段を持たず、頭脳と一瞬の判断力だけでステージクリアを目指すことになります。コートで身を隠せば人間には見 つからなくなりますが犬には簡単にバレてしまうといったルールとなっており、ステージを進めるにつれ難易度が上昇してゆきます。現在はブラウザで遊べるアルファデモが公開されていますので、ぜひ遊んでみてください。
『Master Spy』のリリース時期は2014年の中期が予定されており、PC/Mac/Linuxに対応予定です。
その他46のタイトルは以下の通りです。
- 『9th Dawn』: モバイルで配信中の、クラシックなアクション RPG。
- 『Angvik』: 見た目の可愛さと裏腹に容赦のない難度のACT。
- 『BLOCKADE 3D』: 『Minecraft』風FPS。
- 『CATDAMMIT! Director’s Cat』: 可愛い猫がチェーンソーを振り回して街を破壊するACT。
- 『The Crack』: タワーディフェンス&FPS 。Co-op 対応。
- 『Cuebox : The Real 3D Pool』: モバイル向けに配信されている、四角い箱の中でプレイするビリヤード。
- 『Cypress Inheritance: The Beginning』: 3つのチャプターから構成されるステルスアクションアドベンチャー。
- 『Detective Grimoire』: 殺人事件を捜査するパズルアドベンチャーゲーム。
- 『Diehard Dungeon』: 『ゼルダの伝説』風な絵作りのアクションゲームで、ローグライクなシステムが採用されています。
- 『Drox Operative』: 宇宙が舞台のSTG+RPG 。
- 『Energy Hook』: Kickstarter にて目標金額を1ドルに設定して話題を呼んだ、エクストリームスポーツゲームを題材とした作品。
- 『Gear Jack』: モバイル向けに配信されている、自動進行タイプのACT。。
- 『Ghostship Aftermath』: 宇宙船内で感染者と戦うホラー FPS 。
- 『GIGANTIC ARMY』: ロボットを操作する横スクロール STG。
- 『Gnoblins』: RTS要素を持つ一人称視点のダンジョンクローラー。
- 『Go to Hell Dave』: 交通事故により地獄に堕ちてしまった主人公が恋人を探すポイント&クリックアドベンチャー。
- 『Haunt the House: Terrortown』: 小さなゴーストを操作することで家の中にある机やマグカップなどに憑依し、住人を怖がらせる。
- 『Half-Life 2: Enhancement Mod』: 『Half-Life 2』 の Mod 。
- 『Hero Voicer』: ボイスチャットなどで自分の声を変更させるソフトウェア。
- 『I-NFECTED』: マルチプレイ対応のホラーシューター。
- 『Kholat』: 1959年のソ連で実際に発生した怪死事件「ディアトロフ峠事件」インスパイアされたホラー。
- 『Kromaia』: 360度好きな方向に飛べるSTG。
- 『Mage’s Initiation: Reign of the Elements』: ポイント&クリックアドベンチャーとRPGのハイブリッド作。
- 『Mars Colony: Challenger』: 火星に基地を建設するSTG。
- 『The Mims Beginning』: エイリアンの集落を管理するRTS。
- 『Murder Miners』: 『Halo』 にインスパイアされたボクセルスタイルの FPS。
- 『TUG: The Untitled Game』: マルチプレイにも対応しているオープンワールドのサンドボックス RPG 。はやりのサバイバル要素もあります。
- 『Monria』: クトゥルフ神話がベースのホラー MMORPG。
- 『Poltergeist: Pixelated Horror』: プレイヤーはゴーストとなり建物の中の人々を怯えさせるパズル。
- 『Pengame』: ペンで描かれたグラフィックが特徴的な横スクロールSTG。
- 『Portal: Alive & Kicking』: 『Portal』 の Mod。
- 『Portal 2: Abyss』: 『Portal 2』の Mod。
- 『Predestination』: 宇宙が舞台の4X(explore/expand/exploit/exterminate)ストラテジーゲーム。
- 『PROJECT AURA』: 21世紀末を舞台とした、滅亡の危機から逃れる生存者が入植するコロニーを管理するSLG。
- 『The Revenge』: 『Half-Life 2』の Mod。
- 『Reversion: A Sci-Fi Adventure Game』: 2035年にブエノスアイレスの病院にて目覚めた主人公に迫る危険を解き明かす、ポイント&クリックアドベンチャー。
- 『Richard & Alice』: すべてが凍ってしまった未来が舞台のポイント&クリックアドベンチャー。2人の囚人リチャードとアリスの人生が描かれます。
- 『Robot Roller-Derby Disco Dodgeball』: 一人称視点のドッジボール。ステージは派手なディスコ。
- 『Solidface Professional 2D/3D CAD』: CAD ソフトウェア。
- 『Steam Battle』: カスタマイズできるスチームカーに乗り、20人以上が参加するデスマッチ。
- 『Sunrider』: 宇宙船 Sunrider のキャプテンとなり”PACT”の脅威から銀河を救う、ビジュアルノベル+ストラテジー。
- 『Tech Executive Tycoon』: ハイテク企業経営SLG。
- 『Unclaimed World』: 複数のエピソードから構成されるSci-Fi ストラテジー。
- 『UnityAGK: Action Game Kit』: タイルベースの ACT やダンジョンクローラーなどを作成できるエディター。
- 『Wishful Lie(Forget Me Not Annie)』: 統合失調症を患った十代の少女 Annie を中心に展開するホラーアドベンチャー。
- 『Yet Another Zombie Defense』: ゾンビの猛攻に耐える見下ろし視点のタワーディフェンスタイプACT。
Greenlight は開発者との距離が近くなるような気がするので大好きです。みなさんが“いいね”したタイトルは通過していましたか?