世界開拓サンドボックスMMORPG『BitCraft Online』“再出発”アプデで一気に人気再燃中。大改修で遊びやすさグンとアップ、日本語もテスト実装済み
Clockwork Labsは2月27日、MMORPG『BitCraft Online』の「A New World」アップデートを配信開始。プレイヤーベースが大きく上昇している。

デベロッパーのClockwork Labsは2月27日、MMORPG『BitCraft Online』(以下、BitCraft)の「A New World」アップデートを配信した。同時に価格改定とセールも実施されたことで、本作のプレイヤーベースが上昇している。
『BitCraft』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中のサンドボックスMMORPGだ。本作の最大の特徴は、すべてのプレイヤーが共有する単一の自動生成ワールドを、プレイヤー自身の手で編集できる点にある。建築やクラフトによる拠点開発はもちろん、道路や植生など地形そのものに手を加えることが可能だ。プレイヤーは集落を築き、市民を集め、他勢力と同盟や抗争を繰り広げながら、都市から国家、さらには大陸規模の帝国へと発展させていくことができる。

本作は早期アクセス開始後注目を集め、同時接続者数は4000人を超える盛り上がりを見せた。しかしその後は徐々に落ち着き、今年に入ってからは400~800人前後で推移。Steamユーザーレビューも本稿執筆時点で約2600件中71%が好評とする「やや好評」にとどまっている。経済・地理的要因で都市の密集/過疎化が起こりうるシム的な街づくりや、のんびりと成長できる自由度の高さは評価される一方で、明確な目標の少なさや移動・採取にかかる時間の長さ、不具合や安定性の問題などが指摘されてきた。
そうした状況の中で実施されたのが、今回の「A New World」アップデートだ。事前にサーバーワイプがおこなわれ、“Early Access 2”として新たなスタートが切られている。

アップデートではまず、各職業やスキルを紹介する初心者向けクエストの追加やレベル25以下の必要経験値緩和など、序盤の進捗がよりスムーズになっている。さらに建造物として倉庫や交換所の追加、アイテムスタック上限の拡張などにより経済面の利便性も向上している。
プレイヤー同士で建国し、領土の拡大や攻城戦をおこなうことができる帝国(Empire)システムにも改修が加えられた。これまで国家維持には有料通貨「Hexite Shards」が必要だったが、今回のアップデートにより、ゲーム内で採取可能な「Hexite Energy」を使用する方式へ変更。実質的に、帝国運営にリアルマネーが必要ないかたちとなった。
プレイヤーはHexite Energyを用いて特定の土地に神殿(shrines)を建設し、バフ効果を得られる。そのため資源の豊富な土地を巡る争奪が発生しやすくなっている。さらに、ワールド中央地域では、Hexite Energyの影響により何らかの“奇妙な現象”が起きているようだ。
そのほか本アップデートでは、ペットや配置可能アイテムなどのスキルのアンロックが購入制からクエストクリア型へと変更。狩猟要素の改善や多数の不具合修正も含め、全体として遊びやすさを意識した変更がおこなわれている。詳細はパッチノートを確認されたい。

なお本作はアップデートにあわせて、価格改定を実施。従来は4000円で販売され、約3100円相当の有料通貨が含まれていたが、これを廃止する代わりに価格を2100円へと引き下げ。加えて3月8日までは50%オフの税込1050円となるセールも開催中だ(いずれも税込)。
こうしたアップデートと価格施策の相乗効果により、Steamでの同時接続者数はピーク時で約2700人へと上昇(SteamDB)。本作は以前から、正式リリース時に基本プレイ無料となることが明言されていた。これまでの定価からおよそ4分の1となる大幅な値引き、ワイプ直後という始めやすいタイミングも相まって、正式リリースまで買い控えしていたユーザーの食指が動いたのかもしれない。

なお本作は今年1月、MMORPG開発の参入障壁を下げることを目的にソースコードを段階的に公開していく方針を表明していた(関連記事)。現在はGitHubでサーバー側のゲームロジックを中心にコード公開が進行中で、今後はクライアントやツール群も含めた完全オープンソース化を3~4フェーズで進める計画だ。また、1月には日本語への試験的対応も実施されており、国内ユーザーからは概ね問題なくプレイできるとの報告も見られる。
アップデートを継続しながら、ソースコード公開や価格改定、対応言語の拡大などユーザーフレンドリーな姿勢を見せてきた『BitCraft』。正式リリースを前に本作がどこまでプレイヤーベースを拡大できるのか、プレイヤー自身の手で形作られる世界の行方とあわせて、今後の動向が注目される。

『BitCraft Online』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。ゲーム内は日本語に試験的に対応している。そして3月8日までは50%オフの税込1050円で購入できるセールが開催中だ。
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