“私を構成する9つのゲーム”を紹介できる「My 9 Games」が流行の兆し。マイナータイトルや「ネタバレ防止機能」もある、ゲーム特化の思い出共有サイト
「私を構成する9つのゲーム」を紹介できるウェブサイトが公開され、SNSを中心に流行の兆しを見せている。

「私を構成する9つのゲーム」を紹介できるウェブサイト「My 9 Games」が公開され、SNSを中心に流行の兆しを見せている。サイトではマイナー作品やフリーゲームも登録でき、ネタバレ防止機能もあるなど、ゲーマー向けの細かな配慮がされている点も関心を集めているようだ。
今回話題となっているのは、音楽やゲームの話題を中心に扱う個人サイトを運営するびるすぴ氏が2月19日に公開した「My 9 Games」というウェブサイトだ。本サイトでは、自らに影響を与えた9つのゲームを1枚の画像にまとめ、一覧形式で紹介できる。

サイトを開くと9枚の枠が表示されており、枠をクリックしてゲームタイトルを検索する仕組みだ。検索には、ゲームの知識を収集・保存・公開することを目的としたウェブサイト「IGDB.com」のデータベースが活用されているという。IGDB.comには35万種類以上のゲームが登録されており、知名度の低い作品でも検索結果が表示されやすいことが特徴だ。9枠をすべて埋めると画像として保存したり、SNSで共有したりできる。
なお、サイトの下部には選択したゲームの発売年や対応ハードなどが表示されており、公式サイトやWikipediaのリンクも掲載されている丁寧な仕様。コメントを入力する機能もあり、思い出の場面や好きなポイントを自由に書き添えられるほか、コメントにはネタバレを避けるためのマスク機能も用意されている。

本サイトは公開後、徐々に注目度を高めている。SNS上では「私を構成する9つのゲーム」「My9Games」などのハッシュタグとともに、自らに影響を与えたゲームを紹介する投稿が増加。王道の名作から幼少期に触れた作品、ストーリーに心を揺さぶられたタイトルまで、年代やジャンルの異なる幅広いラインナップが並ぶ。単なる「好きなゲーム」より一歩踏み込み、「自分を形作った」という基準で選ばれている点が、投稿を眺める側にも面白さとして伝わりやすいのかもしれない。
なおSNSでは以前から、「私を構成する〇〇枚」としてお気に入りの音楽を紹介するハッシュタグが定期的に流行してきた。今回の「私を構成する9つのゲーム」は、そうした流れのゲーム版として、人生観や価値観に影響を与えたような思い出深い作品を共有する場として用意されたものとみられる。
びるすぴ氏によれば、本サイトは30分間のアクティブユーザー数が7000人を超えたとも報告されており、短期間で注目度が高まっていることがうかがえる。SNS上では、マイナー作品やフリーゲームでも画像や情報が表示される点に感心する声も見受けられ、サイトの構造そのものも話題になっているようだ。

ちなみに、同種のコラージュ画像作成は従来から不可能ではなかった。たとえば「私を構成する〇〇枚」を作成する際に使われることの多いコラージュ生成サイト「Topsters 3」では、音楽だけでなくゲームや本、映画などの画像を埋め込めるため、ゲームのみで似た画像を作ること自体は可能である。一方「My 9 Games」はゲームに特化したシンプルなUIに加え、作品情報やリンクの提示、ネタバレ配慮といったゲーム情報の共有に寄せた作りが特徴といえる。

また、こうした投稿が広がりやすい背景には、「My 9 Games」側の“語りやすさ”もあるのだろう。見る側はリンクから気になった作品をすぐ掘り下げられ、作る側は「9本を選ぶ」という流れで自らのゲーム遍歴を言語化しやすい。結果として、個人的な思い出紹介に留まらず、マイナー作品やフリーゲームの布教的な意味合いも含まれ、タイムラインが賑わいやすい循環が生まれているようだ。
なおびるすぴ氏は反響を受けて、サイトの安定性向上や高速化などのアップデートを続けているほか、2月25日には「IGDB.com」を運営するTwitchとのパートナーシップ締結も報告。UXの向上に努めていくとしている。また今後は、データが集まり次第、ジャンル別・年代別を含むランキングの表示や、選んだ9本とランキング上位作品の一致率の可視化、先週比で上がった/下がった作品を表示するトレンド機能などの実装も予定しているとのこと。本サイトは現時点で無料提供されているが、びるすぴ氏を支援するページも開設されているため、気になる人は「My 9 Games」とあわせてチェックしてみるといいだろう。
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