ファンタジー生活ゲーム『ファーニア村で暮らす』発表。『ルンファク4』ディレクターが手がける「クリアした後も住み続けられる」暮らしゲーム
『ファーニア村で暮らす』は、生活シミュレーション+アクションRPGだという。「クリアした後の世界に住み続けたい」という願いを叶えるゲームであるとのこと。

ゲームスタジオManaGamesは10月28日、『ファーニア村で暮らす』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびDLsite。現在誠意開発中とのこと。
『ファーニア村で暮らす』は、生活シミュレーション+アクションRPGだという。主人公は「自分の名前しか思い出せない」人物。「家と畑を借りて村での生活を始める。畑を耕し、世界を冒険、恋愛に料理や鍛冶もこなし、ペットを育て、たまには釣りをしつつ、謎の少女に食事の大切さを伝える、そんなゲーム」とのことである。
また本作においては、ストーリーでエンディングを迎えてもその後の暮らしを重ね続けられる、「クリアした後の世界に住み続けたい」という願いを叶えるゲームであるとのこと。一般的にはストーリー進行が止まると、基本的な進行は止まるが、本作では“その後”も遊び続けられるようだ。
農耕においては作物を植えて育てることが可能。大量の作物を手の上で重ねるといったこともできるようだ。また村には人々が暮らしており、話をしたりプレゼントをしたりすることが可能。特定の村人とは恋愛関係になることも可能とのこと。
冒険要素もあり、収集や伐採で素材を入手をしたり、あるいは道端にいるマモノを退治して素材を獲得してもいいだろう。素材は料理や鍛冶によって加工できるという。そしてマモノを仲間にし、畑のお手伝いをしてもらうといったことも可能なようだ。そのほか、街ではお祭りなども開催されたり、潜るたびに構造が変わる遺跡なども存在するそうだ。


本作を手がけるのは、真部シンイチ氏だ。同氏はかつてネバーランドカンパニーに在籍し、『ルーンファクトリー3』メインプログラマー、『ルーンファクトリー4』ではディレクターを務めたという。『ルーンファクトリー3』および『ルーンファクトリー4』はシリーズの中でも特に完成度が高く人気のある作品だ。そうしたキャリアもあってか、本作にはファンタジー生活ゲームの要素が色濃く出ている。
一方でこうしたゲームは要素が多い分物量が重要になる。真部氏とライター1名で開発しているようで、多くのパートは真部氏のみで制作している。小規模開発ということもあり、どこまで物量が用意できるかは気になるところ。そうした課題も開発側も理解しているのか、「完成するまでかなりの時間がかかる」ともコメントしている。
また現在Kickstarterで同作における開発支援を募っている。先着100人限定で2000円の出資からゲームが入手可能なリワードも用意されており、本稿執筆時点では残り99人。そのほかにもさまざまなリワードが用意されており、得た支援によって、コンテンツの量産やブラッシュアップが図られるのだろう。
同作のプラットフォームはPCで、SteamおよびDLsiteで展開予定。Nintendo Switchと同等のハードウェアで快適に動作するように最適化されているそうで、ノートPCなどでも快適に遊べるように開発しているとのこと。また可能であれば、いずれ家庭用ゲーム機のプラットフォームでもリリースしたいとしている。
『ファーニア村で暮らす』は現在開発中。Kickstarterでは支援を受付中である。




